2021年1月14、15日のSongs

 14日視聴したYouTubeのPV、MV等から全45本。リストページは再生画面したのタイトルのリンクからどうぞ。

 

 15日視聴したYouTubeのPV、MV等から全40本。リストページは再生画面したのタイトルのリンクからどうぞ。

 

 それにしても、全然更新が追いつかない\(^o^)/

 

 ポール・サイモンPaul Simon)教徒としてはまずこれから。

 冒頭でジミー・カーターがどうしたこうしたといっているのが聴こえるけれど、これはジミー・カーターの大統領就任祝賀会での演奏。見ていると当然ジミー・カーター本人も映っている。ついでながら、客として呼ばれたのだろう、まだ生きていたジョン・レノンJohn Lennon)とヨーコ・オノ(Yoko Ono)も揃って映っている。

 それなりに屈折した歌詞*1を持つこの歌が果たして祝賀会にふさわしいものなのかどうか怪しいんぢゃないかという気がしないでもないけれど^^;。ギター、ミスってるしぃ\(^o^)/

 弾いているギターはヤマハへの特注品。よく似たモデルにL-52があるけれど、それそのままではなくて、165cmというポール・サイモンの身長に合うようサイズダウンして作られたとかなんとかいうヤツ。最近は見ないけれど、結構長い間これに限らずヤマハのギターを使っていたような記憶がある*2

 

 生まれた国を主題にするとなると、日本では割とゴチャゴチャした議論がセットでついてくることになるわけだけれど、それは一つには日本でその手の議論にひっかかる作品が酷く単純なメッセージ構造しか持たない歌に仕上がっているせいだという気がする。プライベートな愛を歌う場合にはそれなりに複雑な心情が歌われなくもないのに、国を主題にした途端、アラレもない恋情の垂れ流しになったりする。ついでに無理して文語的な表現を導入して、語法・文法上の誤りを指摘されて恥をかくというようなアレだ。そういう手合とこの作品の歌詞を比べてみると……というような話をするとまぁ出羽守がぁとかなんとかいうアレになっちゃうのかもしれないが、まぁ比べてみると、あの手合のなんというか愛国スノビズムみたいなものの鬱陶しさが、やんなっちゃうくらい痛感されちまいまさぁねぇ。

 

 ついでながら、ポール・サイモンサイモンとガーファンクル時代から民主党支持者であり続けてきたことは「本日のサイモンとガーファンクル/Art Garfunkel on Sanders ad using "America"」で触れたとおり。

THERE GOES RHYMIN' SIMON

THERE GOES RHYMIN' SIMON

  • アーティスト:SIMON, PAUL
  • 発売日: 2011/06/03
  • メディア: CD
 

 「American Tune」はライブ盤その他でアレンジを変えながらいろいろ出ているけれど、初出はこちら。1973年。

 

 Lotta St Joan*3、どういうヒトなのか全然知らない。

 概要欄には次のような本人による言葉があったのでそのまま引いておく。

"I recorded and produced my debut album HANDS in my home studio during spring of 2020 and am looking at a release on the 30th of January, 2021. The second extraction of the album is Those Arms.

HANDS is a journey between a lost love and the search for a new one. Those moments of desperation, self-loathing and grief are told in plain words and resound in melancholic folk tunes - always searching and so often finding healing within. The 8 carefully composed songs were recorded in my room, often in the middle of the night, once the streets of Berlin provided the silence to do so. A very intimate sound diary to dive into, to allow vulnerability, to be touched and to laugh about it all in the end. Those Arms represents the very core of this impatient search, reflecting on the collateral human damage one perpetrates while on it." --Lotta St Joan

 全然知らないのは何もこちらの情弱のせいだというわけでもないのか。

 しかしなぁ、「新しい恋」みたいなものはわざわざ探求の旅に出なければいけないものなのかどうか。「this impatient search」とまで云われると、そいつぁどんなもんだい、ちょいと考え直したほうがいいんぢゃねぇかと思ったりする。あんまりimpatientな様子があからさまだと変なのにひっかかっちまいますぜぃ。

Those Arms

Those Arms

  • 発売日: 2020/12/18
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 『HAND』というアルバムは、少なくともAmazon.co.jpでは今のところ見当たらない。30日に改めて覗いてみますかね。

 

 昨年12月に知ったばかりのヒト。つまり、よく知らないヒトってことか。あらま。

 声も魅力的だけれど、何なんでしょうね、このクネクネ。

Echo

Echo

  • 発売日: 2021/02/19
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 来月19日発売。というわけで、只今予約注文受付中。「Everything Everything」はアルバム末尾に収録。

 

 このヒトも全然知らんなぁ\(^o^)/。

 声と曲、編曲もセンスいい。編曲など、オリジナルな録音よりもこちらのほうがいいんぢゃないかと思えるものもある。たとえば、ライブ冒頭の「fever dream」*4などとくにそうぢゃないかなぁ。そうでもないですかね。うーん。

dawn & dusk

dawn & dusk

  • 発売日: 2020/11/05
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 今どきの新譜、ストリーミングとかMPとかLPとかでは発売されても、CDばかりは出ないものなのですか。ぶー。

 

*1:cf. 「American Tune」(The Paul Simon Official Site)

*2: 今ググってみたら、「Paul Simon's Yamaha」というページ(日本語)があった。使われたヤマハのギターが複数紹介されている。製作年など見ていると、結構使われていたみたい。

*3: リンク先はオフィシャル・サイト。

*4: オリジナル録音は、「mxmtoon - fever dream (official video)」(mxmtoon、YouTube)で視聴できる。

本日のデザイン/Razer's 'smart mask' concept claims to be the 'most intelligent mask ever created'

 この手のマスク、以前にも「本日のデザイン/スマートマスク、ちょっとカッコよくないですか。」で取り上げたことがある。その後もいろいろデザインの改善はもとよりそれなりにインテリジェンスっぽい機能を加えたマスクが登場したけれど、なにほどか秀でたところがあってもまぁ誤差の範囲、ということはつまり先行者に追随するに過ぎないシロモノにとどまっていたといっていい。長らくそういう状態が続いていたんぢゃないかと狭い観察範囲からは見えてしまう。しかし、今度のこれはなるほど「a major upgrade」といって良さそうな製品に見える。

 通常のマスクの機能の洗練に加えて、顔面の持つコミュニケーション能力を損ねない機能、半透明の本体や拡声機能、暗闇での照明機能の存在は、観察範囲を振り返るかぎりでは目にした記憶がないものだ。その他の機能もうまくまとめられている*1。聾唖者対応といった限られたところでなら、口唇の動きの可視化を図るデザインはすでに登場済みだけれど、それを一般健常者が主たるユーザとなるマスクに導入したというの、実はなかなかぢゃないかな。

 あとは「環境にやさしい」あたりも挙げておくべきか。ただし、これをありがたがるユーザはどの程度いるか。いい心がけに決まっているのだけれど、一般消費者への訴求力としては必ずしも……という気もする。逆に、そういうモノを使っているぞというあたり、ユーザにある種のステータスを与える要素にはなるだろうから、むしろ高額にしても一定数を売るには都合がいいということなんだろうか。とかいい加減なことを考えたりするが\(^o^)/、果たしてどうか。

 もちろん、見た目のデザインもカッコいい。照明の形状や取り付ける場所もセンスがいいように見える。このあたりだけを真似したパチもんを作っても若い層には売れちゃいそうな気がしないでもないぞ\(^o^)/

 欧米のマスク嫌いの習慣の克服と、どこまで安くできるかが勝負か。

 

 製品そのものについては以下のヴィデオがちょいと詳しいかも。

 開発メーカーからオフィシャルチャンネルで公開されているヴィデオ、「Project Hazel | World's Smartest Mask」(R Λ Z Ξ R、YouTube)に、GameSpotチャンネルのCES番組を組み合わせたもの、なのかな。

 YouTubeで「Razer Smart Mask」を検索すれば、本製品を扱ったヴィデオはゾロゾロ出て来る。

 

 別にこれがお薦めというわけではないのだけれど*2、上のマスクを眺めているうちに、マスクの周辺機器みたいなものにはまだいろいろ考える余地があるかもしれないという気がしてきた。紫外線照射が新型コロナウイルスの殺菌*3には有効だという。マスク専用機を作るとすれば、これにマスク専用洗濯機を付加しちゃうとか。

 あるいは、マスクそのものを複数のモジュールによって構成するようにして、機能を変更拡張できるようにするとか。ベンチレータまわりにアロマ関連装置をつけたり、マスク本体に携帯電話機能を付加できるようにしたり、頭周りにそういう装置の基地みたいなものがあるのだと考えるといろんなことがまだまだできそうな気がする。自分で開発する気力も資力もないけどさぁ\(^o^)/

 

【食品添加物】ハッカ油Pスプレー 10ml(アロマ・お風呂・虫よけ)

【食品添加物】ハッカ油Pスプレー 10ml(アロマ・お風呂・虫よけ)

  • 発売日: 2017/03/27
  • メディア: ヘルスケア&ケア用品
 

 これは実際に使っている。僕はどうも鼻が詰まりやすいので、マスクを着用するとサージカルなやつでなくても息苦しくなることが多い。これをマスクに噴霧すればまぁまぁしのげるようになる。

 最初のうちは量の見当を誤って、目が開けられないような状態になることもあったのだけれど、そこいらへんをなんとかカントかすれば、デカルトだ\(^o^)/

 

*1: たとえば、紫外線による消毒という機能そのものは目新しいものではないが、それを製品付属のケースに組み合わせるというようなやり方。

*2: この価格帯の同趣旨の機器、カスタマーレビューが割と評価が分かれていて、評価する側のも批判する側のも今ひとつ信用できない感触がある。

*3: ウイルスは「細菌」ではない。けれど、用語としては対ウイルスの場合でも「殺菌」を用いるのださうな。

2021年1月12、13日のSongs

 12日視聴したYouTubeのPV、MV等から全25本。リストページは再生画面したのタイトルのリンクからどうぞ。

 

 13日視聴したYouTubeのPV、MV等から全38本。リストページは再生画面したのタイトルのリンクからどうぞ。

 

 12日は迷いなくこれかな。

 こういうところに出演するほどになったのかぁというあたり、ファンの類というよりは保護者感覚で視聴しているような気がしてきたり\(^o^)/。「Faith Healer」は、2月下旬に登場する新譜『Little Oblivions』からの作品。

 すでにMVは登場済み。「Julien Baker - "Faith Healer" (Official Music Video)」(Julien Baker、YouTube)だけでなく、加湿器、ぢゃないよ、歌詞付というかLyric Videoも「Julien Baker - "Faith Healer" (Official Lyric Video)」(Julien Baker、YouTube)という具合でオフィシャル・チャンネルで公開されている。

 まだ全部聴いていないのでリスト入りはしていないのだけれど、「Julien Baker - Performance & Interview (Live on KEXP at Home)」(KEXP、YouTube)もφ(..)メモメモ*1。51分41秒。

Little Oblivions [輸入盤CD] (OLE1632CD)

Little Oblivions [輸入盤CD] (OLE1632CD)

 

 

 13日分からはまずこれか。

 スティーヴン・キングとカタカナ表記に改めると、なんだかホラー感が漂い始めなくもないけれど、あちらはStephen Kingで原綴がいささか異なる。

 ものすごくうまいプレイヤさんだと思うのだけれど、知名度は今ひとつ。ノリが足りないと云われればたしかにいくらかはその通りなのかもしれないのだけれど。うーん。

 とはいえ、YouTubeを検索して出喰わす他のギターによるカヴァーん中では抜きん出ているんぢゃないですかね。

HEAVY WEATHER

HEAVY WEATHER

  • アーティスト:WEATHER REPORT
  • 発売日: 1997/09/29
  • メディア: CD
 

 こちらは原曲収録アルバム。Weather Reportといえば……という感じですかね。

 

 April Rainといってもオランダのほうの歌ぢゃなくて、ロシアはセントペテルブルグのバンドさん。来る新譜からのタイトル・チューン。新譜からは公式チャンネルで「April Rain - Towards the Native Uvalas (Official Audio)」(April Rain(post-rock)、YouTube)が公開されている。

 ポスト・ロック系のバンドって、「ポスト」なんて云ってるほどの新味はないし、それほど技術的にスゴいわけでもないし、どのバンドもニタリヨッタリに聞こえて来なくもないし、その他アレコレだし……なんだけれど、で、このバンドさんも技術的にスゴいと感じたことが全然ないのだけれど、少なくとも初期の何枚かのアルバムは僕の好みに適ったものになっている*2。で、新譜からの公開曲、悪くはないのだけれど、いくらかその他のポスト・ロック系の音の中に紛れてしまいそうなふうに変わって来ちゃったのかな、というあたり、気がかりだわね。

 Amazon.co.jpにはオランダ産のApril Rainしか置いていないのでアフィリエイトができん。うー。

 

*1: 15日になってさらに「Julien Baker - Full Performance (Live on KEXP at Home)」(KEXP、YouTube)が公開された。デュレーションからすると、元ヴィデオからパフォーマンス部分をエクストラクトしたものなのかな。インタビュー部分はどのみち英語でちんぷんかんぷんだったりしそうだから、こちらだけでもいっかな\(^o^)/。

*2: たとえば、April Rain - songs for someone [Full EP] - YouTube

本日の備忘録/サトゥルヌスな人びと

 僕がこちらの社長さんなら*1、《「アンパンマン」の設定にも受け継がれているように、私たち日本人はヒトの顔を象ったものを食べることによって特別の祝福と霊力を得る伝統を持っています。顔象の霊力によって新型コロナ感染症への最大の攻撃を行おうというわけです。近代西欧合理主義に侵された頭ではちょっと理解が難しいかもしれませんが》とか何とかテケトーな話をして相手をビビらせちゃうんだがなぁ\(^o^)/。

 敬老の日のための注文がとくに多いとのことだが、ということはたぶん孫の顔がプリントされたマカロンなりどら焼きなりが大量に作られ、当日、翌日、翌々日と孫の顔を喰らう爺様、婆様がいらっしゃるということか。記念にとっておくといっても、干乾びて黴びたどら焼きでは様にならない。それぢゃぁもったいないからと、やはりがぶりとやっちゃうんだろうか。

 

 こういうものを取り上げるのは、毎度ながら変態日本人の珍奇な行いを紹介してやろうという魂胆が働いているからだろうか。取り上げているメディアがRUPTLY、Russia Todayの子分メディアだから余計にそういうふうに感じてしまうのかもしれないけれど*2

 でも、日本人の目からすれば、ヒトの顔を喰らうことにかけては、たとえば、アメリカのほうが気持ち悪いと感じないでもない。

 タイトルだけで粗方の内容は見当がついっちゃうかもしれないが、いやぁ、ここまでリアルに作りますかね、自分の頭部のケーキですよ*3。いやはや。

 しかしながら、3次元的にまでリアルだとなると、敬老の日に孫の頭部のケーキを贈られたとして、爺様婆様、もったいないからといってこれにガブリと喰らいつけるかどうか。いやいや老人が子どもたちを可愛がるのは、子どものエネルギーを吸収しちゃうためだと俗にいうくらいだもの、いっそ喰っちゃったほうが手っ取り早いと考える爺様婆様もいないとはかぎらない。それとも古代ギリシア・ローマからの人類の伝統に則って「我が子を喰らうサトゥルヌス」*4よろしく喰っちゃうんだろうか、ガブリっと。

 

ゴヤ大全(高画質版)

ゴヤ大全(高画質版)

 

 

*1: いいなSTORES

*2: このへんについては、「本日の備忘録/アンタルヤ空港を直撃する竜巻」「バレンタインデー粉砕デモとか、メディア報道と多数者/少数者問題とか」あたりでの両メディアについての説明を参照されたし。

*3: ご自身の頭部のケーキ以外にも、「The Most EPIC Christmas Cake EVER | DIE HARD CAKE」(Sideserf Cake Studio、YouTube)なんてのもお作りになっていらっしゃる。いやぁ\(^o^)/。

*4: ルーベンスのもあるけれど、頭部も喰らっちゃったということならゴヤかなぁ。cf. google:ゴヤ 我が子を食らうサトゥルヌス