Wikipedia=>Kotobank/Wikipediaの概要説明にうんざりしているヒト必携

 Wikipedia=>Kotobank for Greasemonkey 、さくさく簡単な調べモノを進めたいときには重宝するツールになっている。リンク先はダウンロードページ。読めば機能も使い方もサクっとわかる。ピンと来るヒトにはすぐにもピンと来るツールになっている。だからして、そういうピンと来るヒトなら以下の駄文を読むより先に、さっさと導入してしまうとよろしいぞ。

 

 Wikipedia(日本語版) で調べモノをする際、調べている同じ項目を「コトバンク - 時事問題、ニュースもわかるネット百科事典 kotobank」 から拾って画面上部に表示してくれるという簡潔な機能を持ったFirefoxGreasemonkey。機能はいたってシンプルだけれど、これ、ありがたいって感じるヒト、結構いらっしゃるんぢゃないかなぁ。

 項目のごく簡単な概要さえわかればいいって調べモノ、結構多くないかしら? でも、Wikipediaだと巷間云うところの信頼性が低いとか何とかいう以外に、百科事典にしちゃぁ概要からして説明が長くて面倒臭いってことが結構ある。だから、調べながらイラっと来ることだってないわけでもない。一方、kotobankは、公開当初と比べると出典辞書数も収録項目・語彙もずいぶん増えたけれど、でも領域によっては全然説明が得られないことだってある。さっさと調べモノを済ませたいときにいの一番に引くと、調べたい項目がなくてがっかりさせられることだってある*1

 でも、Wikipedia=>Kotobank for Greasemonkey を使えば、Wikipediaを引くだけで、kotobankの検索結果も読めるようになる。たとえば、手塚治虫 - Wikipedia と、「手塚治虫」を引いてみる。すると項目名「手塚治虫」の直下に《[+] kotobank.jpから3件の記事を取得しました。》との表示が現れる*2。そこで「[+]」をクリックすると、以下のようなkotobankでの検索結果がWikipediaの画面に挿入される。

20090915180319

 3つの出典からの転載もしくは抄録が見られる。いずれも詳細に知ろうという目的には合わないけれど、サクっと概要を知るには充分な記述だろう。上図左下にはkotobankページへのリンクも見える。もちろん、画面を下にたどれば、Wikipediaの通常画面も表示されている。

20090915180320

 うーん、右に表があるせいもあるけれど、それでも長くて記述のバランスが悪い。率直に云って、たとえば締切り直前に調べていて読んでいるって感じだったら、かなりイラっと来るんぢゃないかな。ボランティアで書いてらっしゃる方には申し訳ないのだけれど。詳細は詳細として、まずはすっきりした概要がほしいことって結構あると思うんだけれど、そういう経験をお持ちでない方がお書きになってらっしゃるんだろうか。というような愚痴はいよいよ失礼千万だからして止すとして、Wikipedia=>Kotobank for Greasemonkey が結構便利だっていうこと、わかるヒトにはわかっていただけるんぢゃないだろうか。

 

調べる技術・書く技術 (講談社現代新書 1940)
Amazon bookmark with Amab.jp on 09.09.15
講談社 (2008-04-18)
おすすめ度の平均: 4.5
4 ノウハウ本としてだけでなく
5 入門書でもあり経典でもある
5 「志」のあるハウツー本

 これはすんごくよく出来た本だと思う。プロの主題設定、調べ方、書き方なんだけれど、僕ら素人にも充分刺激になり参考にもなる新書としては出色の作。

 

*1:[錐] Wikipedia 閲覧中に kotobank.jp から記事を取ってくる Greasemonkey を書いたよ。 を読んでいると作者のMaripo先生はずっとおおらかな気持ちで書いていらっしゃるようだ。読んでいるとこちらの器のちゃちいところが痛感されてくるぜぃ。いやはや。

*2:このエントリを書いている2009年9月15日夕刻現在。