スキャニングをめぐる春の妄想/毎分200ページ読み込めるブックスキャナ、東京大学が開発
via. 「毎分200ページ読み込めるブックスキャナ、東京大学が開発」(スラッシュドット・ジャパン) 。それにしても日本人の英語は聞き取りやすいよな(^_^;。
《研究者らは、将来的に小型化してスマートフォンなどに搭載できればと考えている》のだそうだけれど、これ図書館のコピーサービスの代わりに採用されないかな。コピーの待ち時間の大幅短縮につながること、間違いなしだよね。DVD-ROMを図書館に持っていくと、そいつにスキャンされた画像ファイルが入れてもらえる、みたいな。著作権法上の問題がなければ、だけれど。
うちに戻ってから画像ファイルをOCRにかけてテキストファイル化できるのであれば、むしろ紙コピーよりデータづくりは楽だろうしなぁ。「scansnapとevernoteの出現で見えてきたもの」(niji wo mita) 、「電子化作業:上から下へのTL」(niji wo mita) で語られていたような作業は、いっそう楽になるしデータ化できる書籍の範囲も非破壊的な分ひろがっていくことになる。
それに、スキャニングの作業が煩雑でコストの高くつくものであるうちは、売れ筋に近い古典しか電子化されないでしょ、たぶん。そこいらへんが簡便∧低コストで行えるようになって初めて、ロングテール的な古典や売れない絶版本も電子化されやすくなるはず。そういうことを考えると、こういうスキャン技術の登場は、電子書籍閲覧デバイスの話題以上に、電子書籍をめぐる話題としてクローズアップされていいんぢゃないかなぁ。
さらに……、というかもうここからは半ば妄想だけれど、そういうテキストファイルを脳味噌仕様にコーディングして頭に入れちゃうなんてことができるとありがたいよなぁ。
脳内の情報がデコーディングできるのであれば、エンコーディングだって追々できるようにならないともかぎらない。
「サンダーバード」、「キャプテン・スカーレット」、あるいは「スティングレー」と比べると、今一つ覚えているヒトの少ない「ジョー90」*1だけれど、こういう話題となれば思い出さないわけにはいかないよなぁ。
時間限定では困るし、こんな小さな子どもに親父さんの知識はさておき全経験までインプットしちゃうと絶対いらぬトラウマを抱えて精神的に破綻しちゃうと思うけどぉ\(^O^)/
あるいははたまた『JM』、a.k.a.「記憶屋ジョニィ」。
まぁ、記憶の出し入れにはいろいろ面倒も起こりそうだけれど。 というようなわけで、テキスト情報だけ簡単に頭にインプットって路線はそうは悪くないんぢゃないかと思うんだけれど、まぁ、生きてるうちには実現しないかなぁ。うーん。
「記憶屋ジョニィ」収録。
*1:cf. ジョー90 - Wikipedia