今朝見た夢の断片。それほど面白いものでもないのだが、 borujiaya先生 からのリクエストがあったので、とりあえず思い出せる範囲で。例によってこの場面の直前がどうだったのかは全然わからない。
部屋(?)全体は間接照明によってなのか、光源の位置のわからないぼんやりとした光に満たされている。
ヒトのいない、けれど順番を守らなければならない行列のようなもの(?)、ようやくその順番が回ってきて銀行のキャッシュディスペンサのような機械の前。機械に付された説明表示は、楔形文字のようなもので書かれていてまったく読めない。おまけにカードもカードの挿入口もない。左右は白い(?)滑らかな壁になっていて、ディスペンサの周囲がいつの間にか狭い部屋のようになっている。
左側の壁に、一辺30cmほどの正方形の穴が、SF映画の一場面のようにすらすらと開く。中は真新しいピカピカした金属板の壁でできた石油缶大の空洞になっている。気がつけば、自分から進んでポケットの中身、財布の中身をそこへ放り込んでいる。なんでそんなことをしているのか、よくはわからないのだが、さぁこれで一段落つくぞという気持ちが動いている。
一通りの作業を終えたとき、その空洞の奥から、「ぎょ、ぎょ、ぎょ」っとヒトのものとも動物のものともつかない低い濁った声が聴こえてくる。これはどうしたことかと覗いてみると、空洞奥の正面がスクリーンになっていて、そこに法衣をまとったフランシス・ポンジュのバストショットが白黒で映っている。ピリピリと細かく表情は震え、やはりその震えに合わせるように「ぎょ、ぎょ、ぎょ。ぎょ、ぎょ、ぎょ」と声が続くのだ。ポンジュの頭の帽子(ローマ法王が頭に乗っけてるようなヤツ)が、震えになのか声になのか、合わせて少しずつポンジュの頭の上を移動している。どうも頭頂付近を中心に円弧を描くように動いているのだ。ぎょ、ぎょ、ぎょ……
そこから後は記憶にない。目覚めた直後はもう少し覚えていたはずなのだが、今はまったく思い出せない。それにしても、どういう関連でフランシス・ポンジュのご登場と相成ったのか、まったく見当がつかない。夢の内容とポンジュの詩風、関係ないことばかりはたしかなんだが\(^O^)/。
フランシス・ポンジュといえば『物の見方』。一番新しい版がこれになる。それでももうマケプレものしかないのか。お薦めはパッと見原書にしか見えない1965年刊行の現代の芸術双書版。
当時ニューヨークにいたポンジュとの対談あり。