東京貼り紙・看板散歩/南千住、ビジネスホテル紅陽の壁絵が描き変えられていた。
「あのヒトの絵だって一発でわかるんだけれど、さて「あのヒト」は、なんて方なんだろうか?」*1で紹介した壁絵、南千住近くのビジネスホテル紅陽のが描き変えられていた。
これが、
という具合。この間にだって描き変えられていた可能性もあるか。
相変わらず、何という方の描いたものなのかは知らない。店の、あるいはホテルの方に伺えばすぐわかることなのだけれど、ズボラをきめこんでいる。これだけ個性のはっきりした、しかも一度見たら頭から離れない画風なのだもの、こちらが調べなくたって、どっかから情報が舞い込んで来ないほうがおかしいくらいのものと思うのだけれど*2、そう思い始めて
山谷堀公園あたりでも似たような曲線の、同じヒトの手によるものとは断言できないけれど、ガレージ絵があった。
パッと見は同じヒトの手になるものという感じには見えないのだけれど、輪郭の太い曲線や手という素材の変形みたいなところを考えると、ひょっとすると……という気もする。どうかしら?
ただ、場所がこれまでとはグッと違って、そうそう人目につくところではない。下の写真のように昼間でもシャッターが降りている、たぶん倉庫代わりに使われている看板建築。全体の図柄も、ずっとシンプル。雲も充分に様式化されずに描かれている。そういうとこいらへん、違う描き手さんかもなぁという気もする。はてさて*3。
著者が著者なので気になるのだけれど、未だご近所の書店では巡り会えない。うー。
*1:【復旧時註】未復旧。
*2:【復旧時註】復旧できていないのだけれど、実際にこのエントリのコメントにそういう情報が書き込まれた。cf. 「東京貼り紙・看板散歩/南千住、ビジネスホテル紅陽の壁絵がまたまた描き変えられていた」
*3:【復旧時註】この点についても、前脚註に示したリンク先を参照されたし。