コロリ転がる

塀

 この、塀の手前にある缶にコンクリートを詰めたようなヤツ、何のためにあるのかしら?

 

 塀が扇状に広がる要部分、鋭角に仕上げたのではヒトがぶつかって怪我でもしかねない。ここは少しやわらかな仕上げで……という配慮かな、とも思う。でも、この形状は、なんとなく「コロリ転がる木の根っこぉ~♪」を連想させる体のもの。迂闊なじいさん、ばあさんあたりが転ぶ原因になるような気がしないでもない。とするなら、これを設置した者とは……。

 いやいや、身長のないお年寄りなら、かえってこの程度の高さの障害物には気づきやすいだろう。これは車対策と考えたほうがいいのではないか。

 鋭角に仕上げてある塀、車がぶつかって来たら不恰好な壊れ方に違いない。ここは車の方に大破していただこうとの目論見があって、こういうものを設えたのだろうか。そのほうがありそうな気もする。ぶつかって塀が壊れても損害賠償が取れるまでには結構時間がかかるだろう。そいつはおもしろくない。相手にもそれなりにちゃんとした損害を被ってもらおうぢゃぁないか、みたいな。こういう中途半端な高さは、車へのダメージを大きなものにしそうぢゃないか、なんとなく。うーん、しかし、そういう想像は自分の性格の悪さを示しているだけのような気がして来るなぁ。もっと麗しい物語を紡ぐような想像が出来んもんか。う~ん\(^o^)/。

 

参考文献、みたいな

 北原白秋作詞、山田耕筰作曲。ピアノも山田耕筰で。

 

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