本日のロボティクス/Wooden robotic arm

 今朝未明、「特ダネ!投稿DO画『お父さんが作るプレゼント』」(NHKonline、YouTube*1で見かけてびっくり。天下のNHKで報道済みということなら、すでによく知られたヴィデオなのかもしれない。でも、その割に現在のところはてブの数もひと桁どまりということでご紹介まで。

 

 木の歯車工房(kinohaguruma)のYouTubeチャンネル hatena bookmarkで公開されている作品映像、いずれも大したものなのだけれど、このロボットアームは抜きん出てスゴいなぁ。ロボティクス関連っぽいヴィデオといえば動力付きのアレコレが映っていると相場は決まっていて、こうみごとに人力一筋貫いてたじろがぬヤツなんざぁそうそう見かけるもんぢゃぁない。見ていて愉しいし、たぶん操縦すればもっと愉しいに違いない。NHKonlineのほうのヴィデオに登場している山上氏のご令息の表情は微妙な含みを残すものではあるけれど(^_^;)、これはもう鉄人28号の操縦士として生きていくより他ない運命を背負った金田正太郎みたいなもんなんだから、諦めてこのアームの操縦に熟達して一生を全うしていただく以外にございませんな\(^o^)/。

 しかしなぁ、こういうのが放映されると子どもへの誕生日プレゼントなんちゅうもんをサボっていた親父さんたちは、家庭での立場を脅かされかねなかったりしないのかしら? 「こういうの、僕にもつくってぇ」とせがまれて、ホイホイそのリクエストに応じられる親父さんたち、決して多いとはいえないだろうになぁ。ご苦労様です。


 こういうもの、木製であるというところにも大きな値打ちがあるんだろう。木で作られているおかげで、「科学技術」とか「ロボティクス」とかいった言葉から離れたもの、いくらかは工芸というかアートというような領域に接近したものと見えてくる。手作りの味わいとかなんとかいうヤツだ。けれど、こういうの、一度メカを完成させてしまえば、あとはスキャンして 3Dプリンタを使って部品を再現、キット化販売なんてことも可能だろう。可能なだけぢゃなくて、合成樹脂製になったとしてもそれなりの需要はあるんぢゃないかしら? 見ているだけぢゃなくて、ぜひとも操縦してみたいと感じるヒト、多いんぢゃないかなぁ? そうでもないかなぁ。うーん。

参考文献、みたいな

決定版 男のガレージ&工房 (Gakken Mook)

決定版 男のガレージ&工房 (Gakken Mook)

 

 

*1:【復旧時註】すでに削除された模様。