三国ヶ丘、大仙陵古墳
街灯支柱表面の塗装が剥がれて、別の色が表に現れている。ぼんやりと遠く鎌倉彫のことを思い浮かべる。
南海高野線三国ヶ丘駅の改装も終わって駅ビルも出来た。しかしなぁ、成城石井など入っても全然クラス感が出て来ないという高野線らしい独特のシブトサはなかなか。N.KLASSなんぞというわかったようなわからんようなネーミングはほとんど逆説的というか単なる皮肉というか*1。南海電鉄は地元にとって欠かせないあれやこれやを支える会社、何とかうまく行くといいのだけれど……。
ついでながら、三国ヶ丘駅となるとJR阪和線
のんびり出来る時間があるなら、駅ビル屋上から大山古墳の後円部を眺めてから、永山古墳、茶山古墳、大安寺山古墳、源右衛門山古墳、
ご覧になるとわかると思うのだけれど、古墳ってこんもりとした丘以上のモノとして眺めるのはなかなか難しいものなんだよなぁ。世界文化遺産登録を目指すこと自体は悪くないことだと思うのだけれど、もしそこに観光でひと儲けというような下心があったとしても、そいつに都合よくヒトがホイホイ集まってくるかどうかは、さて。
ここいらへん、大仙公園の堺市博物館あたりにもじっくり力を注がないと空振りになっちゃうってこともありそうな。今は知らないけれど20年くらいかなぁ、ずいぶん前には学芸員の数が法定のなんだっけかに満たないものになっていたような気がする。今はまさかそんな状態のまんまぢゃないだろうけれど。
90年代初めに出たものだけれど、どうなのだろう、このあたり、いろいろ知見の更新は進んでいるみたいだけれど。
*1:《施設名称は「N.KLASS(エヌクラス)」。南海(NANKAI)がある日常を素敵(NICE)に「暮らす」ことと、ひとつ上の「クラス」をめざすことを表現したという》、なのださうな。cf. 大阪府堺市、南海高野線三国ヶ丘駅の駅ナカ商業施設「エヌクラス」開業へ | マイナビニュース
*2: 学術的な正式名称ってのは未だ定まっていない、もしくはどれもが正式名称扱いってことらしい。cf. 「名称の変遷と混乱」(「大仙陵古墳」Wikipedia)/【復旧時註】現在の記述ではちょっと説明が違ってきている。