偉大なる預言者ナマケモノ

 7月11日公開のトロント動物園公式ヴィデオによる予言、当たってましたな。

 W杯にはなーの関心もないので、これが意表を突いたものなのかだれが予想してもそうなるようなものだったのか全然見当がつかないのだけれど。

 何はともあれ、やっぱり毎度ナマケモノは偉大なのだな。

 

 翻ってヒトはどうなのかといえば、

というようなテイタラクなのだそうな。なんとなく あらき先生の《「(為政者の不都合を糊塗するから)戦争やったら勝てない国家にまた凋落した」という印象は持った》*1という別件への感想ときれいに重なって見えてくる。今現在の自分に勝てる能力があると根拠なく信じこむこと、あるいは取り繕って装うことは、敗れ去る結果への第一歩だろう。面倒臭いから細かなところを端折ってまとめちゃうと「戦争が出来る国に」云々では批判の言葉として不足があって*2、実は《再び敗れ去る国への道を選択しつつある》というのが批判の内実としてあっていいんぢゃないか、みたいなことを考えたり考えなかったり。「勝てる国」なんてなのがワッショイされるスローガンになったら、もっと厭だけどさぁ。

 

 飛躍を恐れずに云えば「人は獣に及ばず」ってヤツですかね。

 

参考文献、みたいな

 

人は獣に及ばず
人は獣に及ばず
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中野 好夫
みすず書房
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なんだか書影が違っちゃってますね。

 

*1:cf. 2014年7月11日、arakik10 のコメント / はてなブックマークhatebu

*2: そもそも、個別自衛権に基づく自衛のための戦争は現在でも出来るはずだから、もうとっくに「戦争が出来る国」に僕たちの国はなっている。旧社会党だって自衛隊は合憲だということにしちゃったんだし。