ここのところのうだうだ/ゴールデンバットをすひつつ

 なんとかカードが必要になってしまった今では自販機をすっかり使わなくなってしまったものだから、それほど自信をもって話せることぢゃぁないのだけれど。

 自販機にゴールデンバットが並んでいるのを目にするのは、たぶんレアな東京での事例、「ここのところのうだうだ/《人は材木の橋を通過する/ゴールデンバットをすひつつ》」*1のとき以来、もう2年ぶりだな。

 これがわかばやエコーとなると、揃えている自販機はグッと多くなる、んぢゃないかな。

南千住あたり。2012年7月31日

南千住あたり。2012年7月31日

 これは個人的な偏見の類に属する見方かもなぁ、と思わないでもないのだけれど、南千住-山谷界隈ならゴールデンバットが自販機に並んでいるのもそう不思議ではないように感じる。堺東となると、堺では一番の繁華街。南千住界隈との雰囲気は相当に違うはず、とついつい思ってしまう。雰囲気が違うからといって選ばれる煙草の種類が変わるものかどうか、消費増税の影響だってあるかもしれないしなぁ。あれこれ余計なことを考えついても、まぁやっぱり偏見かな、そういうのは。

 だからどうしたというようなことではないのだけれど。

 

備忘録、みたいな

 最後のはつまらないおまけ。

 高校野球高校野球で結構なことなのかもしれないが、なんだかいかにもバランスを失しているな、と感じる。高校野球への世間様のお金のかけ方とは対照的な、これから世界に挑戦しようという若者は自前も含めて30万円+なにがしかの低予算。あるいは限られた領域での話とはいえ世界一を達成した若者の苦労はほんのちょっぴりしか報道されない。今年はここでも取り上げなかったけれど、理数関連の「オリンピック」でもここのところ、日本の高校生は好成績を連続して収めているのに、金メダルをとった若者の名前をほとんどの日本人は知らないままだ。高校をスポーツ興行屋にするようなことばかりに社会が血道を上げてどうするんだと思う。地味かもしれないけれど社会への貢献につながるような活動を続けている若者に、まじめに目を向ける大人はもっと出て来なきゃいけないよなぁ。

 

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*1: 現在(2018年5月10日)、未復旧。

*2: 再生リスト。とうほく復興カレンダーのチャンネルから、紹介者が作成。ヴィデオ2本、再生時間約13分。iCANについては、国際イノベーションコンテストhatebuを参照。