サンタクロースと量子論的世界
animax movieの YouTubeチャンネル から。これはもうアチコチで取り上げられていますけれど。
It's Okay To Be Smartの YouTubeチャンネル から。こちらは日本語ページで取り上げているところは見当たらないかな。
同じような素材を似たような視点から取り上げながら、仕上がりはずいぶん違う。番組としてのまとまりは「滅亡の前日か?」のほうに軍配が上がるだろうか。クリスマスを論じるに当たって、文化的宗教的問題も視野に収めているというあたりも案外忘れてしまいがちなところを押さえている。何よりも日本語だしなぁ。
「Real?」のほうは話が雑多に放り出されている感じ、なきにしもあらず。トナカイに関する説明も豆知識としてはさておき、全体のバランスを考えるといくらか長い気もする。けれど、のっけのクリスマスツリーの電飾あたりで、セールスマンの経路問題やら量子論的なネタの登場を予感させつつ、セールスマンは登場しなかったけれど*1、リアルな説明でサンタの実在可能性を捻り潰しつつ、最終的には、いくらか怪しげな量子論的世界観でサンタの実在を救うという構成、これはこれでなかなかのものだと思う。
だからどうしたという結論はない。これで日米比較文化論をぶち上げるというわけにも参りませんし、まぁ、クリスマスねたということです(^_^;)。
子どもにサンタクロースを信じさせたいということならば、量子論など引っぱり出さずとも、
小学三年生の長男が 完全にサンタクロースの存在を疑っているので、 「今はサンタにメールで希望を伝えるんだよ」 と言ってニセメール見せといた。 pic.twitter.com/Ym7iEZiCSK
— 中村真吾 (@syngod) December 22, 2014
ということでいいのかもしれないし。
参考文献、みたいな
こういうお話では定番でございますが。信じてなどいないアテクシのやうな者も、「サンタクロースはいるぜ」と断言されて涙ぐむというテイタラクの名著ってことになるんだろうなぁ。うーん。
*1: ご覧になればわかるように、空を飛んで地表をスキャンするようにデリバリーすることになっちゃう。