別に派手なニュースというわけではないのだけれど、駱駝は眺めていて飽きない生き物なのでφ(..)メモメモ。
アラブ首長国連邦アブ・ダビの駱駝レースにて。それまで子どもを騎手としていたのがロボットにとって換わられるようになったとのこと。遠隔操作によって鞭を入れるのみならず、並走する車の中からオーナーの声も駱駝に伝えられるのだそうな。詳細は「Sprinting Over the Dirt, With a Robot on the Hump -- Camel Racing Blends Centuries-Old Traditions and Modern Technology」(NYTimes.com) を参照されたし。
最近は、なにがしかの自動化が施された機械や遠隔操作でちょっと複雑なことができる機械ならば、何でもかんでも「ロボット」の呼称が用いられるようになっている。こんなもん、ロボットではなくて自動掃除機でいいぢゃないかみたいなものもある。メカのおもしろさは別にして、いくらなんでもロボット概念の広げすぎではないかと思えるアレコレが増殖している。そんな中にあって、メカニズムは素朴そうではあるもののヒト型ロボットとしての体裁をかろうじて保っている立派な事例だと、何とか認められるというところか。と書いてみて、どうも自分はマシンの見かけをロボットの要件として見ているのかもな、という気がしてくる。鉄人28号や鉄腕アトムによってロボット像の基本を身に着けちゃったからなのかな。
それにしても、このロボット、どの程度繊細な駱駝のコントロールが出来るものなのだろうか。駱駝くんたちは、競馬馬のようには名騎手を必要としないくらい頭脳明晰、レースを半ばは任せても大丈夫というようなしっかり者なんだろうか。面構えだけを見ているとそうは思えないんだがなぁ\(^o^)/。それまで騎手として駱駝に乗せられた子どもたちに、このロボットができる程度のことしか期待されて来なかったということなのだろうか。軽くて安上がりのコントローラとして乗っかっていたというような。それはそれでありそうな気がするけれど、厭な話だなぁ。うーん。
おまけ
これだけのコメントだとなんとなくエントリの中身の薄さが糊塗できそうもないので、もういっちょ。おまけ的に。
こちらはすでに本家「与太」では複数回取り上げたロボット。今回のは昨年大晦日に公開されたもの。なるほどね、足長のヤツ、こんなふうにパッケージに入って地上から送られるわけなのか。無重力状態での作業って何となく想像していたよりもずっと面倒臭そうねぇ。うーん。
それにしても、あれもロボット、これもロボット。ちょっと目眩がしないでもないかも。
ロボット創造学入門 (岩波ジュニア新書 〈知の航海〉シリーズ)
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ロボットの開発研究に当たってらっしゃる方たちはロボットをどのように定義していらっしゃるのだろう。考えてみれば、そういう基本的なところにロクなアプローチも図ったことがなかったな。いやはや、やれやれ。
しかしなぁ、後者、2014年の夏に出たばかりだというのに、もう新本はあんまり見かけない。どうしたことかと思っていたら、Kindle版になっちゃってるのね。
ここいらへん、新本は文庫であれ新書であれ、これはと思ったらさっさと買うか、さもなければ電子書籍の読める環境を持てということになっちゃうのか。ミーハーなるRMS教徒としては、電子書籍って少なくとも現在のところ、碌なもんぢゃないと申し上げたいところなんだが。うーん。