本日の埋草/世の中のことはよくわからない

 「14都府県は岩手、東京、京都、大阪など」(47NEWS) はてなブックマーク - 14都府県は岩手、東京、京都、大阪など - 47NEWS(よんななニュース)*1スクリーンショット。「ニュース詳細」なんて書いてあるけれど、一体どこがどう「詳細」なんだろうか。見出しも意味不明ながら、記事はますます意味不明。ネット上の報道っていろいろおかしなミスの類が目につくけれど、ここまでの仕上がりはさすがになかなか見当たらない。大したものである\(^o^)/。

 

 ここまでには至らなくても、おかしな見出しくらいならいくらでも見つかるのがネット上の報道。何も産経新聞やスポーツ新聞系のものばかりではない。天下のNHKの見出しだってかなりおかしいのがゴロゴロ転がっている。さっさと削除しちゃうから、評判が広がることもないみたいだけれど、どうにかしているよなぁ。

  • 危機後の大量放出で汚染深刻化 NHKニュース(2014.12.21.)

     こういうのに「東京電力福島第一原子力発電所事故」、せめてその略称としての「福島第一原発」の文字列が入っていないのはおかしいんぢゃないか。変な勘繰りを受けても仕方がないレヴェルだと思うなぁ。

  • 古代の条里跡を視察 - NHK大分県のニュース(2014.12.21.)

     だれが視察したのか。県知事か閣僚か皇族か……と、これはフランスの考古学者さんでしたとさ。

  • 3月12日発が最後の運行に - NHK 関西 NEWS WEB(2014.12.21.)

     何の運行が? 列車? バス? 旅客機? 客船? その他の何か?

  • 人類は広島と長崎から何も学んでいない NHKニュース(2014.12.02.)

     だれの発言かわかんないと、まるでNHKが客観的事実としてそう断じたみたいに見える。

  • スイスで国民投票 法案は反対多数で否決 NHKニュース(2014.12.01.)

     どういう法案なのかわかんないとイミフ。

  • 裁判所判断待たずに弾性を釈放 - NHK 関西 NEWS WEB(2014.11.18.)

     物理法則に革命! というか個人的には大ウケ\(^o^)/。「弾性」は「男性」なのだろうが、だとしても何の事件だか事故だかさえわからないという点に変わりなし。

  • スカイツリーから火事が!黒煙が激しく上がる 湯島 - テレビ朝日(2014.11.13.)

     NHKぢゃないけれど、いかにも引っかけてやろうという意図があざとく露出した見出し。スカイツリーから火事が出たのではなくて、スカイツリーから湯島の火事が見えたという内容。

  • 妨害行為やめるよう命じる - NHK 関西 NEWS WEB(2014.11.01.)

     誰が誰に何の妨害行為をやめろと命令したのか。もう忘れちゃったぜぃ。

  • びわ湖の生態系に影響も」 - NHK 関西 NEWS WEB(2014.10.22.)

     何がどう影響を与えるの? 引用符(?)としてのカギ括弧がついてますます謎。

っと、もう面倒臭くなってきたのでブクマを遡るのはよすけれど、いい加減というか不まじめというか怠惰というか、これぢゃぁ見出しとしては失格ぢゃないのかというのが目につく。もちろん見出し以外にもいろんなヘマはあって、NHKぢゃないけれど、

というように見出しだけで記事がないなんていうのもあった。翌日改めて覗いたらちゃんと記事が書き込まれていたのだけれど*2、渦中の故人をめぐる話題だけに、報じる側が読者にいろいろ察してくれよと考えてのことかと余計な勘繰りを誘うような感じ。

 

 最後に挙げた例はさておき、ネットにおける報道、見出しはもっと真面目につけなきゃダメだと思う。うっかりすると見出しのミスなんて記事を読みさえすればわかるだろうと軽く見逃してしまうのかもしれないが、ネットにおける文書の場合、見出しはそうそうアタやオロソカに出来ないものぢゃないかしら。

 新聞なら見出し以外の言葉も視野に入るし、テレビなら画面の前に座っていれば自ずと情報が流れてくる。だから、見出しやキャプションの類に多少の不手際があっても大過なく報道の中身の見当はつく。しかし、ウェブの場合はそうもいかない。見出しは頻繁にリンクとして表示される言葉になる。しかも非常にしばしば補助的な説明を伴わない。したがって、曖昧な見出しでは、読むべき情報の選択に役立たないことになる。それに多くのユーザは見出しを見てもリンク先を確認しない場合のほうが遥かに多いという研究だってあったはず。「スカイツリーから火事が!」というような見出しは意図せぬ風評被害の類を引き起こしちゃうかも。

 しかも、上に挙げたNHKの見出しの場合はその典型なのだが、主語・目的語の類をちょいと補いさえすればずっとマシな見出しになるようなものが途轍もなく多い。どうしても略して短くしなければならない理由は、記事のためのスペースがほぼ問題にならないウェブの場合、見当たらないように思う。それなのに、わけわかイミフな見出しがなぜ存在するのか。なっぞだよなぁ、さぁーっぱりわからんなぁ。うー。

 なに? リンク先の記事を全部読めばいいぢゃないかって? 残念ながら、それほど暇な人類は滅多いない。リタイアして暇を持て余しているってヒトだってなかなか出来るもんぢゃない。ネット限定でいいから、あらゆる報道をチェックできるか試してみるといいよ、そう考えるヒトは。出来たって自信をもって語れるのは、そうそういるもんぢゃないと思うなぁ。

 と、そんなこんなで、本当に伝えなければならない報道であるなら、決して蔑ろにされてよいものではないんでないの、見出しってのは。

 

 ちなみに、冒頭で取り上げた記事は、

14都府県は岩手、東京、京都、大阪など - 47NEWS(よんななニュース)

謎ニュース。マクドナルドのマックナゲットの異物混入の報道の一部と同じだから、部分だけ流れたんだろうな。

2015/01/06 12:11

ということらしい。該当する記事を47NEWSサイト内で探してみたら、次の記事に行き当たった。

 マクドナルドは問題のチキンマックナゲットと日付などが同じ製品を納品した可能性がある14都府県を公表。

「ナゲット納品の可能性があるのは14都府県」(47NEWS) はてなブックマーク - ナゲット納品の可能性があるのは14都府県 - 47NEWS(よんななニュース)

まさかと思うかもしれないが、これは記事全文。この記事はこの記事で一体何が「問題」なんだかわからんちんなんだよなぁ。うーん。通信社の報道という特殊性が働いているのかもしれないが、しかしAFPやAPの配信ニュースはおろか時事通信のサイトでだってこれほどの記事は滅多に目にしないんぢゃないか。

 

 どうなっちゃってるんだろう、このちゃらんぽらん。

 こういういい加減が許されるのは、日々デタラメで嘘っぱちなエントリタイトルを案出するのに苦心惨憺しているうちみたいなマイナーブログだけでございますよ、と主張しておきたい。

 

 付箋がノートなんかの見出し代わりに使えるというのは当たり前なんだけれど、「見出し経費削減パワー」って何なんだぁ? ルーズリーフとかファイルとかの、見出し仕切り紙を使わずに済まして経費を削減するというような、いくらなんでもケチンボが過ぎるアレぢゃぁないよねぇ?

 何かと世の中のことはよくわかりませんな。

*1:【復旧時註】すでにリンク切れ。以下のほとんどの共同通信サイトへのリンクは無効になっている。

*2:cf. たかじんさん記念切手が発売12・20予約開始 | ORICON STYLE はてなブックマーク - たかじんさん記念切手が発売12・20予約開始 | ORICON STYLE