現在ほど旅客機が安全な時代はございません、とは存じておりますけれども、、

 そうは云われてもなぁ、と感じてしまうお話。

 飛行機事故のすべてをちゃんと把握しているわけではない人間にとって986名ものヒトが昨年亡くなっていたという数字にまずびっくり。なんだか飛行機でどこかへ出かけるなんちゅうのは、命懸けなんだな、というような気がまずしちゃう。日本国内の交通事故死者のほうがずっと多いし、実は風呂場でのヒートショックで亡くなる方はさらに多いってことを知ってはいてもだ。

 飛行機事故というと、落っこちたらまず助からないと相場は決まっている。交通事故やヒートショックならその場の機転で助かることもないではない。そういうとこいらへんが、直感的な物事の把握を誤らせるんだろうか。まぁよくわかりませんね。理性的に見てどう考えたって、地上の交通機関や冬の入浴より安全なのはわかるんだけれど、でも最初の、現在だろうが過去だろうが飛行機はおっかないなという印象は消え去らない。

 

 大手予備校講師時代、講演で地方に出かける折には飛行機も利用した。やはり地上の交通機関よりずっと安全だという話は聞いてはいて、それはそういうものだろうなと納得も。それでもいざ離陸となると、あるいは飛行中機体が大きく揺れたりすると、我知らず座席で力いっぱい足を踏ん張っていたりしたもんな。なんだろね、あのまったく無駄無意味な力み具合って。足を踏ん張ったっていざというとき生存確率があがるなんて話は聞いたことがない\(^o^)/*1

 あれは、柳田国男だったかしら。幽霊なんかいるわけないぢゃんというヒトだって、夜道を歩けばなんとなくおっかない感じがするだろう。おっかながっているくせに幽霊なんかいないなんて云い張るってのもずいぶんおかしな話ぢゃないかとかなんとか。ちょっと議論としてそれはどうかという気もするし、暗闇に出喰わすとなんとかいう物質が反射的に分泌して緊張するとか何とか……要するにそういうユウレイ批判と関係ないフィジカルなメカが働いちゃうというのがそこいらへんの実際だという話も聞いたこともある。けれど、ごくごく大雑把な見通しとしては、ご趣旨理解致しますねってところかなぁ。

 とまぁ、そんなこんなで、ここいらへんのアレは何も僕独りのことではないと思うんだなぁ。そういうアレが多くのヒトにもあるからこそ、冒頭のヴィデオだって作られたんだろうしぃ。

 そんなことをぶつくさ云っても、閲覧諸賢には馬鹿にされちゃうだけだろうな、とは思うのだけれど、こういうとこいらへんの直感的な物事の受け止めと理性的な事態の分析の間には、深くて暗い川があるわけで、だれにも渡れぬ川なれどぉ~♪ぢゃなくて、何とかせめて暗渠化くらいは図らないと21世紀も相変わらず「象の支配」(ジョナサン・ハイト)の時代は続き、極楽も見はするだろうけれど見たくもない地獄をたんまりさんざ見なければならないハメに人類は直面し続けることになるんだろうな、と通じなさそうな話に勝手な妄想を繰り広げてみたりみなかったり。妄想の具体的な中身は、いろいろ話が面倒臭いので書きませんけど。書かなきゃ、何云ってんだかってところですけれどね\(^o^)/。書いたって通じてなさそうだけれどさぁ\(^o^)/\(^o^)/。

 

 ここは穏当に長谷川きよしモノをと YouTubeを漁っていたら、浜田真理子のがあった。本家でとりあげた「貝殻節」 はてなブックマーク - 貝殻節−浜田真理子 - YouTubeほどではないかもしれないけれど、これもいいよね。

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*1: 実際のサヴァイヴァルの方法については、「How to Survive a Plane or Train Crash」(ABC News、YouTube) はてなブックマーク - How to Survive a Plane or Train Crash - YouTubeを参照。なんだか訓練の段階で溺れちゃいそうだよぉ…(;´Д`)ウウッ…。