堺貼り紙・看板散歩/パッチワークと記号

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 実家近くのキルト・パッチワークな道路。汚水管の付け替えだとか上水道の耐震化だとかで工事が絶えない。それでも傍観者として眺めているぶんには、ペイントされた記号や文字も相俟って、なんとなくある種のアートみたいに見えて来ないでもない。

 しかし、一応は何かの伝達目的をもって描かれたに違いない記号類は、貼り紙・看板類と同等のブツと見做してもよいように思える。というわけで「貼り紙・看板散歩」をタイトルには冠しておく。

 

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 こうも描き込まれていると、やはりこれは工事という目的を超えた存在感を放っていると受け止めざるを得ない。

 

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 描かれる記号や文字列の意味がわからないあたりが、独特の雰囲気を醸しているし。

 

 しかしながら、

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踏み固められているとはいえ、舗装されていない砂利道にまでペイント記号が描かれているのはどうしたものか。

 

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 砂利ばかりではない。針葉樹の枯葉、枯枝の上にまで。

 

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 おかげさまで、ペイントされた記号が徐々に拡散し消滅の一途をたどり始めている様子も観察される。

 

 描かれた記号が消えるのと、工事が開始されるのとではどちらが早いのか。ずいぶん怪しいような気がしないでもない。

 

 ご近所のはあんまりかわいいとは云えないなぁ。うーん。

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 ご近所のはトレーニングで読み解けるものぢゃなさそうだしなぁ。うーん。