ねこ様にエピソード記憶はあるのかしら?

 心揺さぶられた^^;。

 何より気になるのは、傘にタッチ出来るかどうかなんて実験方法、一体どういう具合にして思いついたのだろうかということ。ひょっとしてエピソード記憶に基づく行動ではないかと思えるような何か似た経験があって、それに基づいての実験設計だったんだろうか? もちろん、実験結果はお犬様のエピソード記憶の存在の完全な証拠にはならないんだろうけれど、でもそこいらへんはさておき、まぁ驚きますね。

 

 その他にだって、気になることはある。ねこ様に、仮にエピソード記憶があったとして、同様の実験ではまずたしかめようがないような気がする。ねこ様のエピソード記憶の有無をたしかめるにはどうしたらいいだろうか? あるいは、エピソード記憶と条件反射を生み出すような繰り返しによる学習との関係はどうなっているのかしら? 条件反射が成立する背景にだって、なにがしかの記憶が存在していなければ、同じ出来事の繰り返しから反射行動は成立しないはずだと思うんだけれど、条件反射による行動が出来るような生物はエピソード記憶、もしくはエピソード記憶の萌芽みたいな能力を持っているのだろうか? 進化の過程を考えたとき、エピソード記憶(の萌芽みたいなもの)から条件反射が生まれたのか、条件反射のほうからエピソード記憶が生まれたのか? 条件反射が生まれるまでの繰り返し回数の閾値みたいなのが低いほど、学習の効率がいい証拠でありより高度な進化段階あるとするならば、その閾値を1回にまで下げたものがエピソード記憶になるとか何とかとか? そういうとこいらへんはもう解決済みだったりするんだろうか?

 というようなことは素人が考えたって意味ないんだけどさぁ\(^o^)/。しかし、とにかくこういう実験方法ってのがどういうきっかけで構想されたのか、そこいらへん。

 

ぼくは物覚えが悪い:健忘症患者H・Mの生涯

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