本日のSong/Joan Baez - The President Sang Amazing Grace
3月の末に公開されたヴィデオ。今さらだけれど、国内の巡回範囲では取り上げているところも見当たらないみたい。
歌唱の成立事情については、「Joan Baez Performs 'The President Sang Amazing Grace' in New Animated Video」(The Atlantic)。
昨年はロックンロールの殿堂入りも果たし(cf. 「Joan Baez Induction Acceptance Speech - 2017 Rock Hall Inductions」(Rock & Roll Hall of Fame、 - YouTube))、今年は、「The President Sang Amazing Grace」を収める10年ぶりのアルバム・リリース、彼女自身によれば「final recording」ということで、「Joan Baez on Her Next Chapter: ‘I Don’t Make History, I Am History’」(The New York Times)というようなデカい言葉が用いられたインタヴュー記事も出ている。
それにしても、ロックンロールの殿堂入りは奇妙といえば奇妙な出来事だった。バエズ本人も殿堂入り記念講演みたいなのの開口一番があたしゃロックンロールぢゃないわよみたいな話だったしなぁ。個人的には、たぶんボブ・ディラン(Bob Dylan)を世に送り出した存在としての評価が実は大きかったんぢゃないかと思うのだけれど、違いますかね。違うかなぁ。う~ん。
ボブ・ディランの歌って、何度も聴いているうちに中毒になっちゃうようなところはあるのだけれど、初めて聴くときには、味も素っ気もないように感じられないでもない。歌の作り方は実は歌唱の野暮ったさに似ずシンプルではあってもしっかりしたものになっているのだけれど、そのへんがパッと感じ取られるかどうか、少なくとも当時は怪しいところも結構あったんぢゃないですかね。ピーター・ポール・アンド・マリーやバエズのような歌い手が、曲作りのしっかりしたところ、美しいところを表に出したからこそ、彼の作品が広く聴かれるようになったってところは確実にあるように思うのだけれど、そこいらへん、素人が勘繰っても意味ないですわね。
以下は原作ヴァージョン。
Zoe Mulfordというシンガーソングライターさんは、これで初めて知った。《story-driven songwriting》で聴く者を魅了するとかなんとか。
歌が扱っているアレコレは、冒頭にリンクした記事にもある話だし、たぶん記憶に留めているヒトもそれなりにいらっしゃるのではないかと思うけれど、とりあえず、
あたりはどうか。
アメイジング・グレイス(Amazing Grace)*1*2の歌の意味も、この際確かめておきますかね。
歌や報道からではうかがい知れないあれやこれやが見えてきておもしろい。日本ではほぼ絶対生まれ出ないタイプのアーチストさんなのがよくわかる。離れたところから眺めているぶんにはおもしろいヒトだが、近くにいたら思いっ切り傍迷惑なヒトなのかもなぁ\(^o^)/、とアテクシは思いましたです。
*1:cf. google:アメージング・グレイス