本日の備忘録/食物繊維と便秘

Google is not your doctor

とはいえ……

 実家に戻ってからここ数年、どうも便秘がちで往生している。

 おそらくは食生活の変化によるものと考えるのが妥当だろう。しかし、独り暮らしの折よりも実家でのほうが野菜はずっと多く摂っており繊維質摂取に不足があるとは思えない。とにかく母の作るおかず類は野菜だらけである。とするならば、むしろ野菜を多く摂ることが便秘がちである原因だと考えるのが正しいということになるのだろうか。

 考えてみれば、肉食哺乳類のそれより草食哺乳類の糞のほうが硬めであって、もちろん自然環境内でならば動物が便秘になるなどとは考えられないにしても、ヒトになぞらえて捉えるならば便秘の折の排泄物に近いようにも思える。野菜の摂りすぎはやはりよろしくないのではないか。というわけで、母にこの仮説まがいを示し献立の変更を提案してみたのだが、まぁ信用されない。議論以前、瞬時に棄却である。仕方がないのでググってみると、おっとビンゴぢゃないか。ということでφ(..)メモメモ。

 とくに「NHK健康チャンネル」のものは要点が絞られ簡潔にまとめられていてわかりやすい。要は、《食物繊維には便のかさを増やす「不溶性食物繊維」と、便を軟らかくする働きがある「水溶性食物繊維」》があり《便秘の人が不溶性の食物繊維をとり過ぎると更にひどい便秘を引き起こすおそれ》があるから、《「不溶性」を多く含む食材》である《大麦や玄米、さつま芋、ごぼう、にんじん、ほうれんそう、小松菜など》のとりすぎに注意が必要だということらしい。なるほど、なるほど。

 とすると、あれかな、焼芋を喰うとおならがよく出るというアレ、ひょっとすると、サツマイモに含まれる不溶性食物繊維によって便秘が悪化した結果そうなるのだということなのかな、というような余計なことを考えたりするのだけれど、どうなんだろう?

 

 しかし何にしても《実際、強くいきんだことで迷走神経反射が生じ、致死的不整脈によりトイレで死亡した人もいる》というような話まであるとなると、なかなか便秘も侮れないものなのでございますね。

 

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 読んだことはないが、特集タイトルに心打たれた。

 その他アマゾンを覗いてみると、実に多彩な商品の揃えに、人類にとって便秘は難病に匹敵するような患難であることが伺われると云わなければなりませんね。う~ん。