三代目襲名/G7thのパフォーマンスカポの新しいヤツ

 G7thカポの新製品。パフォーマンスカポ3代目登場。

 YouTubeにあがっているスティールストリングスのギター演奏ヴィデオで、カポが使われている場合その9割がたは今や2代目G7thパフォーマンスカポになっちゃった感がある。

 干支一回りちょいの昔、初代が登場したときの爆発的な普及には本当に驚いた。値段が値段、それまでの、たとえばゴム製カポと比べて一桁高いヤツをアレヨアレヨと誰もが使い出すという光景、ギター周りの製品でそういう事態ってそんなに目にしないような気がする。それだけ革命的に便利なものだったわけだな。

 とにかく着脱の簡便は、旧来のカポとは比べものにならないものだった。カポをギターに装着する場合、ゴム製のカポならゴムを少し伸ばしてから止めるのにはそれなりの力がいる。ネジ止め式のカポならネジを回す手間がかかる。ところが、パフォーマンスカポは装着すべき位置で軽く手指で押さえるだけだ。力も手間暇もかからない。外す場合ももちろん旧来のカポでは力や手間が必要だったところ、パフォーマンスカポではレバーを軽く倒すだけで外れてしまう。着脱に伴う弦の音程ズレも比較的小さい。値段のことが気にならなければ、もう旧来のカポを使う必要なんてほとんどないんぢゃないかと思えるほどのものだった*1

 ただし、初代と2代目、使うギターによっては弦をちゃんと押さえきれていないというような悪評もあったみたい。僕自身は経験しないことだけれど、実際にそういう問題があるからこその3代目の改良なのだろう。ただし、改良のために用いられた素材の耐久性ってどれくらいあるんだろう。メカの複雑さも故障の生じやすさにつながらないのか。個人的にはそのへんが気にかかる。

 

 実を云えば僕は今も初代パフォーマンスカポを使っていて2代目の実質的な使用経験がない。もう干支がひと回りしちゃったというのに同じ製品を使い続けている。カポなんて本来消耗品みたいなものなのだけれど、これだけ持ってしまうのは、耐久性に優れているからか、練習量が足りないからか。

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 手入れが悪いのは一目瞭然。それでも今だってヘッチャラで使えるのは大したもん。

 2代目は軽量化されたとのことだけれど、初号機が重量的に耐え難いとは思えないし、軽くなるということはむしろ耐久性に劣る可能性もあるかな、ということで、現在までこれいっちょ。

 3代目、出たら楽器屋に触りに行くことになるだろうけれど、さて、ここのところのカラッケツのスカンピン、予算が立ちますかね\(^o^)/

 

 これは2代目。3代目、まだAmazon.co.jpには出てないみたい。出たので以下に。

 

 

*1: もちろん、カポのようにしょっちゅう使う道具は各人の好みが大きく使用感を左右するものであって、こういう云い方はいささか大げさなんだけれど。