本日の備忘録/ひょっこり日本列島

 Mar 24、2019、国土地理院動画チャンネルにて公開。

 《True or False? The continents have been moving their location for millions of years and will continue to move.》という問いは、アメリカ国立科学財団(the National Science Foundation)hatebuが隔年で行う科学リテラシー調査アンケートの第2問になっている。この項目ばかりはさすが地震国だけあって日本の成績は悪くない*1。「私たちが暮らす日本列島」に限らず、大地というようなものはたいがいホイホイ動いているわけだ。とはいえ、現実に足許の大地がどこに向かってどのくらいのペースで動いているかというあたりまで気にして生きているヒトは少ないだろう。というか、厳密に考えようとする場合、一体何をどう基準と定めて移動を測定するのかというようなあたりからして覚束ないのが我々素人ぢゃないかしら。

 たとえば、上のヴィデオでは、

日本地図、九州の西側海上(?)に固定点が示されている。

列島の西のハズレに「固定点」を置いて移動の方向と距離を示している。こういうのはどこに置いても、示される移動方向と距離は実質的に変わりはないといえばないのだろうけれど、どうして西の外れにしたのかは気になるなぁ。たとえば標準時の明石天文台ではなぜいけないのか。阪神淡路大震災の折に、たとえば西のハズレから眺めると途轍もなく移動しちゃったので、明石を固定点にすると日本列島全体が移動したみたいになっちゃって、世間様に余計な不安を感じさせる原因になりかねないとか何とかってなことが考えられたりするんだろうか。でも、97年からならそんなことないよねぇ? 余震か何かのせいでそうでもないの? まさかね。というか、上のヴィデオからしたってそんなことはなさそうだもんね。

 というような考えても仕方のなさそうなことばかり気になったりもするのだけれど、それにしても、まずは3.11の激越なところ、この列島移動の変化にもあらわれていてびつくり。ずっと西向きにじみりじみりと動いていたものが……

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一気に、ドバーンと

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逆転して東に移動してしまうさまからは、太平洋側からやってくるプレートが列島の下に潜り込むために日本列島が乗っかっているプレートに歪がたまり(=西側への移動)、歪を跳ね返すように解消する(=東側への移動)動きが、ありありと見て取れるように感じられる。という感じ方が正しいんだかどうだかは知らないけれど\(^o^)/。

 

 しかしなぁ、「5.3m」もの移動はどう考えたってヒトにはデカいものなのだけれど、それでもヴィデオの中の日本地図の形の変わらなさ加減と来たら。ヤんなっちゃいますね。まぁったくもって。

 とかなんとかはさておき、φ(..)メモメモ。

 

図解・プレートテクトニクス入門 (ブルーバックス)

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  「プレート・テクトニクス」ってしょっちゅう「プレート・テクニクス」とか云っちゃって恥をかくので大嫌いな用語ですね(ー_ー;)。