本日の備忘録/D-Day for civilians told anew with virtual reality

 「本日の備忘録/VRと、想像力とかエンパシーとか」hatebuで触れたようなあたりにつながってゆくような話なのかな。この報道では、肝心のVRがどのようなものなのか、本当に通常の意味でのVRなのか、ちょっとよくわからない報道になっているけれど、VR、ないしVRっぽい関連技術によって歴史が語り継がれるというのは、わからない話ではない。住民が避難していた採石場を丸々VRに、というのは、ちょうど「本日の備忘録/VRと、想像力とかエンパシーとか」hatebu中で紹介した、アウシュビッツ強制収容所を生き抜いたヒトの語りの再現や国連による難民キャンプVRのことを思い起こさせる。

 こういうの、日本ではどうなのかしら。防空壕体験みたいなものだけでも戦争のイメージってずいぶん変わってくるように思えるけれど。今のご時世だとそういうあたりにお金をかけるヒトっていないか。

 

 多少話の向きは異なるけれど、「3Dプリンティングでブラジル国立博物館の焼失した収蔵品を復旧するというお話」hatebuみたいなケースで、3Dプリンタを使ってブツを作る代わりにVRで間に合わせるというのも手かもなぁ。館内は完全にもぬけの殻、ただ3Dゴーグルを着用した見学者だけがゾロゾロと歩き廻っている光景というのも個人的にはぜひ見てみたいが、そういう需要はないかぁ。けれど、VRにすればオンライン・ミュージアムの本格的なヤツも将来的には可能になる。たぶん、その程度のことはアイディアだけならとうの昔からあるに決まっていそうだけれど/(^o^)\。

 

 第134話「ホロデッキ・イン・ザ・ウエスト」。