本日の検索/「猫好きに衝撃!?『飼育女性の肺がん死亡率2.85倍』」(毎日)からネタ元(たぶん)へ

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 「猫好きに衝撃!?『飼育女性の肺がん死亡率2.85倍』 | 無難に生きる方法論 | 石蔵文信」(毎日新聞「医療プレミア」)hatebu、非常にショッキングな見出しの記事なのだけれど、全文表示には有料登録が必要というわけで、見出しにかかわる肝心の部分はだれもが無料で読めるというわけにはいかない。こういうとき、出来れば余計な登録をしないで知りたい情報を手取り早く得るためにどうするか。適当なキーワードを考えてググるというのがオーソドクスかなとも思うのだけれど、それも面倒臭いしぃ。そういうときには、以下を試みられると結構な頻度でそこそこの情報にたどりつける。

 

 ストレートに欲しい情報が得られるとはかぎらないのだけれど、今回の話題くらいヒトビトの関心を惹くに違いない主題の場合であれば、その記事のURLをtwitter検索にかけるとどなたかが関連情報やネタ元へのリンクを紹介してくれているものだ。

 たとえば、この「医療プレミア」記事のURLをtwitter検索にかけると以下のような結果が得られる。

 サイズを縮小したので中身はよく見えないだろうけれど、どういう具合に結果が表示されるか、おおよその見当は充分つくでしょ?

 たいていのtweetはコメントなしか寸感を記すのみだけれど、結果を辿ってゆくと以下のような親切なtweetに出会うことになる。

 リンク先「2019年4月25日 ネコ好き女子は肺がんで死にやすい?!」(大阪・梅田の太融寺町谷口医院 医療ニュース)hatebuを見ると、おそらく「医療プレミア」記事に報じられているのとほぼ同等であろう内容を知ることもできるし、どうやらネタ元と思しい論文だかなんだか、「Pet ownership and the risk of dying from lung cancer, findings from an 18 year follow-up of a US national cohort」(ScienceDirect)hatebuへのリンクを知ることもできる。英語論文は、読めるヒトにはホイホイだろうけれど、そうではない僕のような困ったちゃんはさらに「みらい翻訳」hatebuを開いてチマチマとコピペしながら翻訳を読むことになる。

 

 このやり方は、ネットで目にした記事内容についてよく知らない場合、話題になっている研究成果みたいなヤツの信頼性をチェックしたいようなときにも使えないでもない。怪しい話であれば、ご専門の向きが必ず批判的tweetを上げていらっしゃるからだ*2。表示されているアカウントにポインタをかざせばプロフィールも表示される*3短縮URLでもたいてい拾ってくれる*4ので、はてブのコメントもtweetされている限りにおいてなら読めるから、かなり便利だと思う。

 ただし、議論が紛糾しているような話題の場合、結構心ない乱暴なコメントを目にすることになるし、どういう具合にしてだかブロックやミュートしておいたはずのアカウントさんのtweetも表示されてしまう。そういう不愉快を覚悟しておく必要はあるかなぁ。う~ん。でもそういうのもエコー・チェンバー効果*5の圏域から抜け出してモノを見る機会なんだと考えれば悪くないのだ、と思い込むことにしますかね。

 

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 ニュース報道的な最新情報って話でなければやっぱり図書館ということになりますかね。最近は全然足を運んでいないから他人様ひとさまにとやかく云えやしませんけれど\(^o^)/

 

*1: twitter検索の仕様により、日が経つと古い検索結果から削除されてしまうので、場合によっては何の結果も表示されないこともある。

*2: あんまりにヒドくて、鼻にもひっかけないケースだってあるけれど。

*3: もちろん、身分詐称もtwitterでは珍しくないから、そいつが信用できるかどうかという問題もあるけれど。

*4: どういう具合にしてだか、ときどきうまくいかないこともあるみたいだけれど。

*5:cf. google:エコー・チェンバー効果