本日の備忘録/天安門事件30周年
ヒトが血まみれで倒れているような場面もある。そこいらへん、苦手な方は閲覧注意。YouTube再生ページ概要欄からたどれるVOAサイトよりも、「Rare Photos Of China's 1989 Tiananmen Square Protests : The Picture Show」(NPR)のほうが詳細に書かれている*1。このヴィデオでは取り上げられていない写真も複数ある。
出処が異なるものとして、「天安門事件30年、未公表写真を入手 ひざまずく市民」(朝日新聞デジタル)も。
あ、「Tiananmen」あるいは「Tiananmen Square」は天安門(広場)のこと。天安門と来てピンと来ない方は、まずそこいらへんを確認しておくといい(cf. google:天安門事件)。
度胸あるなぁ。
あの事件について訊ねてもヒトビトからは腫れ物に触るような反応しか返ってこない……なにやらドラマめいたお話だわね。極めつけは最後の男性の言葉。「忘れた」のではなく公の空間からは抹消されてしまったという感じが不気味。
- 天安門事件30年 報道一切なく規制に躍起の中国政府(19/06/04) - ANNnewsCH、YouTube
- 無数のカメラが・・・“厳戒の監視体制”続く「天安門」(19/06/03) - YouTube
- 天安門事件 当時の学生リーダー「民主は実現する」(19/06/01) - YouTube
- 【解説】 天安門事件30周年、中国の一大「忘却」事業 - BBCニュース
民主化がうまく行けばいいとは思うものの、うまく行ったとしてそれで丸く収まるわけもなさそうだしなぁ。たとえば、民族問題。上からの重圧がなくなると、民族間対立が先鋭化してしまう可能性もある。混乱が続けば難民問題も生じるだろう。日本への人口圧力も高まる。中国のグダグダはただちに我が国のグダグダともなる。面倒臭い。
共産党独裁がどこまで続くか。そうは続くまいという気もするけれど、一方で昨今の監視管理技術の飛躍的な展開を見ていると案外長持ちしてしまうのかもなぁ、という気もする。
備忘録に結論なんぞ必要ないですわね、そもそも。
*1: まだ読んでないけれど\(^o^)/