「本日のEureka/コンビニ篇」に、「火薬と鋼」のmachida77さんからブコメにてご教示を賜る。
本日のEureka/コンビニ篇 - 日々の与太
https://www.keishicho.metro.tokyo.jp/kurashi/drug/manbiki/mizenboushi.html こういう情報が出されていてコンビニ店内でこのポスターをはっている店もあります。声かけが万引対策だと最初から知らせているんです
2019/06/15 19:49
へぇ~、と思ってたどっていったリンク先(「『挨拶・声掛け』から始める万引き未然防止対策」(警視庁))にあったのが下のポスター。
リンク先には、ポスターの他に万引きを諦めさせる方法として店員の声かけが有効であることを示すデータなどもある。へぇ~。警視庁ということは都内。でも都内で暮らしていた時分に見かけた記憶はないなぁ。見過ごしていたということか。
しかし、こういうポスターが貼ってある店舗内で声かけを実践するとかえって厄介が起こるというようなことはないのだろうか。
――なに声かけてけつかる。わいが万引き犯やとでもゆうんかい、おんどりゃぁ!」
と怒鳴るような困ったオッサンみたいなのは容易に想像されやしませんかね。う~ん。
挨拶が万引きを思いとどまらせるというのは、なんとなく安心して暮らせる地域社会みたいな方面を思い起こさせる話でもある。村八分の脅し付村落共同体の五人組・十人組とか戦中の隣組とかみたいにガチガチに隣人とハードワイアードされちゃうのではなくて、朝夕の挨拶程度の関係は維持しているという緩いつながり。そいつが地域の治安みたいなものを緩やかに守ってきたのかもなぁという気は何となくする。息苦しいご近所でも、コンクリート・ジャングルとかの孤独でもなく、「こんにちは」のつながり。
そういう緩い保安システムを店舗内にかぎり人工的に作り出そうという試みだってことになるんだろうか、店員さんの「こんにちは」は。慣習として成立していたものをルールでもってサクッと再構築するのは、一般的にはずいぶん困難な試みのようにも思えるけれど、店舗という規模ならば、ということはたしかにあり得るかもしれない。なるへそ。
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