本日の夏時間/Summertime - Masa Sumide

 住出勝則、ご本人のチャンネルで26日公開。

 

 「サマータイム(Summertime)」といえば、ガーシュインGeorge Gershwin)のオペラ『ポーギーとベス(Porgy and Bess)』の中の1曲であることなどむしろ現在では忘れ去られて、それでも独り生き残っているくらいの名曲ということになるのかな*1。それくらいの名曲ともなると、カヴァーの数は天井知らず、「Summertime」をキーワードにYouTubeで検索すると、本当にたくさんのカヴァーがあって、オーソドクスな解釈ととりあえずは受け止められそうな演奏では、なかなか他に抜きん出て聴かれるのはむずかしい(んぢゃないかしら)。

 住出ヴァージョンは、にもかかわらず比較的オーソドクスな解釈になる。そこいらへん、己にたのむところがあるということなんだろうなぁ。実際、それは間違った矜持ではないと思う。

 

Masa Sumide Plays the Beatles
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住出勝則 [Masa Sumide]
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 そのあたり、「SkinnyDogMusic」(YouTube)からまずは試してみられるのもからっけつのご同胞にはいいかも。個人的には、YMO「東風」のカヴァーなんかには実に参っちゃったな。

 

*1: 実際、上のヴィデオのYouTube再生ページのコメント欄には「サマータイム」をジャズのスタンダードとして紹介しているコメントもあったりする。たしかに今やスタンダードといって全然間違いではないのだけれど、それがいの一番に語られ、『ポーギーとベス』についてまったく触れられないとなると、多少ならず蟠る気分は残っちゃうかもなぁ。