7月の夜空/7月の星空情報・天文現象 - 国立天文台

 迂闊にも気づいていなかったのだけれど、国立天文台YouTubeチャンネルは、「2019年6月の星空情報・天文現象(月と木星の接近/春の大三角/月の暦)」(国立天文台、YouTube) hatena bookmarkから、月ごとの星空情報を配信し始めたみたいだ。この手の案内で先行するSpace Telescope Science Institute - YouTube hatena bookmarkJPLWhat's UP Skywatchingシリーズ*1みたいなものと比べると今のところ内容的に見劣りしていないとは云えないけれど、今後には期待したいところ。

 期待の存在を具体的に示すためには、やはり再生回数を増やすことが不可欠。というわけで、この手の話題に多少なりとも関心がおありの方は国立天文台 - YouTube hatena bookmark、サブスクして「星空情報・天文現象」シリーズを再生しまくらざるべからずでございますね。

 

 こういう基本的な情報って、社会的に共有される教養の醸成に資するものであって「あたや」付で疎かにできないはず。ネットでは非常にしばしば「そんなもんだれでも知ってるぢゃないか」「そんなことも知らないのか」的にそういうアレコレを小馬鹿にする傾向があるけれど、シッタカ自慢の愉しみは愉しみとして\(^o^)/、やっぱりそういうのばかりっちゅうのは感心できた話ではない。ここいらへんの基礎が社会的な裾野を持っていることは、いただきの高さを決定する重要な要因になる。自然科学的なあれこれだって裾野が広く安定したものであってこそ、あれやこれやの予算獲得だっていくらか楽になるかもしれないし、政治経済、あるいは歴史なら、僕たちの社会の行く末をまともに考える層を広げるためには不可欠ってことになるんぢゃないか。

 たとえば、

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7月7日になっても2つの星は近づきません

ってなあたり、怪しいヒトって現実に結構いらっしゃるでしょ? なんてったって年に1度のせつない逢瀬、星が実際に近づかないでどうするってなもん、、、ぢゃないのにね。

 もちろん、これを知らないヒトが社会の、仮に過半を占めていたとしても、ただちに我が国の将来が危ぶまれるってわけでもないかもしれないけれど\(^o^)/。

 でもまぁ、知っていれば、決して近づくことのない二つの星から近づく二人を想像した古人の思いの質が違って見えてくるくらいのことはあるんぢゃないかなぁ。

 そうでもないかなぁ\(^o^)/、う~ん。

 

 まぁいずれにしても、国立天文台のこういう試みは応援されて然るべきものだと、アテクシはおもいまっす!

 

天文ガイド 2019年 8月号 特大号 別添付録付 [雑誌]

 

月刊星ナビ 2019年8月号

 

*1: リンク先は「What's UP Skywatching Tips from NASA JPL」でYouTube検索した結果ページ。