「勝訴」!

 原告の約4割が沖縄県在住者ともなれば、選挙前の「異例」の控訴断念、なるほど、なるほど、と余計なことを勘ぐりたくもなってしまうのだけれど*1、そこいらへんは他の方にお任せしたほうが間違いのないところ、ここでは報道の要点とは関係ない話を一つ。

 といって、長々と書くほどのことはない。《見給え、「勝訴」の文字のカッコよさを》でこちらの要点は尽きる。「勝」もカッコいいが、何より極めつけは「訴」の言偏。一画一画の筆の入り方、みなぎる勢い、そしてそういうものの均衡の上に横棒の長短の絶妙なバランスがあって、というか、バランスの破調があって……、いささか陳腐な評言になってしまうが、ダイナミックでありながら均整のとれた、品格ある言偏、なかなか日常の中では見かけないタイプのもの、どういう方がお書きになったのかは知らないけれど、皆の衆もちゃんと見ておくがよろしいぞ。

 

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 どれもおもしろそうなんだが、日常的徒歩圏域の書店では、どれも見当たらん\(^o^)/。ぶ~。