折々のMV/2019.10.05-13、Shards、Weval、Julien Baker……
YouTubeで聴いた音楽、今回は以下の再生リストから。よろしければBGMにでも使ってやってくださいましな。
- 2019/10/05 - YouTube
- 2019/10/06 - YouTube
- 2019/10/07 - YouTube
- 2019/10/08 - YouTube
- 2019/10/09 - YouTube
- 2019/10/10 - YouTube
- 2019/10/11 - YouTube
- 2019/10/12 - YouTube
- 2019/10/13 - YouTube
エントリを書くのをサボるとすぐたまるのはいけませんね。
リストから、とくに記憶に残ったものを以下にいくつか。
今回はまずこれ。Shardsについては例によって全然知らない。YouTubeにTopicページがある(Shards - Topic - YouTube )ので、公開されているアルバムをいくつか聴いてみたのだけれど、本作を収めている『Find Sound』 の出来が抜きん出ているし、アルバム中でも本作が突出しているみたいだ。
シリアス・ミュージックからイージー・リスニングまで、20世紀後半のあれこれを聴き込んで、上澄みを
ただし、率直に云うとヴィデオはいささか気に入らない。「Unrest」というタイトルにはつきづきしいのかも知れないが、かえってしつこいというか意味がうるさいというか。現代人の生活風景を部分的に象りつつ、罅割れなんぞもアレンジし、全体性の喪失によってとりとめもよるべもないunrestな具合に陥っちゃいましたってんぢゃぁ、安直でないですかね? それともそんな読みのほうが安直なのかなぁ。それはそれでありそう\(^o^)/
Erased Tapes (2019-08-30)
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Wevalについても全然知らない。でもとにかくヴィデオ、凝ってるなぁ。画像の選択とアニメ化とだけでもずいぶん手間暇がかかっているだろうことを想像すると目眩がしちゃうくらい。同じような形を手がかりにカットをつなぐこと自体は珍しくないかもしれないが、形を忙しなく動かしながらとなると、そうそうお目にかからない。でも、映像に気を奪われて、音楽のほうが映像のBGMになっちゃっているような気がしないでもない。見ている側からすれば、それでも別にかまやしないのだけれど。
KOMPA (2019-03-19)
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アマゾンのリンク先ページのMP3版アルバムへのリンクが間違っている*1。ただしくは、『The Weight』だわね。
I made these two songs earlier this year. I’m really happy with how they turned out and excited for them to be released as part of the @subpop singles series.
— Julien Baker (@julienrbaker) October 11, 2019
Available now on all the digital services. Vinyl exclusive to subscribers. pic.twitter.com/RDXNGN72b3
とのこと。ってことは、MatadorからSub Popへ移籍したということなの? ということは、boygeniusは解散ということなの?
大雑把な云い方だけれど、フォーキーな曲をエレクトロニカっぽいアレンジでまとめるというのは、最近の流行りなんですかね。そのせいばかりではないのだろうけれど、最初の頃と比べるとずいぶん角が取れてまろやかになった感じ。ひょっとするとその頃からのファンの中には離れちゃうヒトが出て来ることもありそうな。僕はこれはこれでいいんぢゃないかと思うけれど、というかずいぶん気に入っちゃったのだけれど。
その他「“Tokyo” by Julien Baker Review」(Pitchfork) など参照されたし。
Keiko Necesarioもどういうヒトなのか全然知らない。けれど、いい感じの歌唱ぢゃないですか。以前にもカヴァーしていたはずだけれど、評判が良かったのかな。ずいぶん力の入った仕上がりになっている。
いわずと知れたジョニ・ミッチェル(Joni Mitchell)作詞作曲の*2カヴァー、ギターは世界的にヒットしたジュディ・コリンズ(Judy Collins)のヴァージョン*3、チェンバロか何かのパタンをベースにしたやつ。基本的なテンポはジョニ・ミッチェル版に準拠しつつも、ギターは多くのヒトの記憶に訴えるジュディ・コリンズのパタンを利用している。思いつきやすい割に、こうシンプルに仕上げているカヴァーって案外珍しいのでは?*4
佐藤美代 のアニメの独特の質感がチャーミング。
*1:2019年10月14日昼現在。
*2:cf. 「青春の光と影」(Wikipedia) 。お若い方のために書いておくと、「青春の光と影」は「Both Sides Now」の邦題でございます。音源は、Both Sides Now - YouTube 。Topicモノ。
*3:cf. Judy Collins - Both Sides Now (Official Audio) - YouTube 、1967年10月『Wildflower』中で初登場。ヒットしたシングルは68年10月リリース。ジョニ・ミッチェルのものは、アルバム『Clouds』1969年5月のものが最初。