今夜のSong/Phoebe Bridgers (featuring Fiona Apple and Matt Berninger) - 7 O'Clock News / Silent Night
言わずと知れたフィオナ・アップル(Fiona Apple)姐さまとフィービー・ブリジャーズ(Phoebe Bridgers)によるサイモンとガーファンクル(Simon and Garfunkel)のカヴァー、ということになるのかどうか*1。S&Gオリジナルのバックに流れている「ニュース」は、クリスマスではなく1966年8月2日の実際の出来事を編集した原稿をCharlie O'Donnell *2が読み上げたものになっている。ジョンソン大統領、レニー・ブルース、キング牧師、ニクソン副大統領といった固有名詞が、もうそれだけで充分時代を語っているようにも思える。
さすがにここでは50年以上も昔のニュースは使われず新しいニュースに入れ換えられているのだけれど、当方のダメダメ英語聴き取りによるかぎり思いの外ダークなニュースが選択されているようだ。外していたりするとカッコ悪いので、そのへんの内容の細部には立ち入らない\(^o^)/。御麗人方の美しい声には似つかわしくないような気もするが、そこいらへんが今日只今のアメリカの動かしがたい現実だというわけか。
風刺・皮肉の技術として、今、賛美歌と暗い報道をぶつけてみせる方法がどれくらい有効なのかはよくわかんないけれど、Phoebe Bridgers様とFiona Apple姐様の声で歌われてしまうと、いずれにしてもアテクシのような爺ぃはイチコロだわね\(^o^)/。
なお、このレコーディングからあがる収益は、すべてチャリティに用いられるらしい。
100% of the profits from this recording are being donated to Planned Parenthood, as inspired by the song's “newscaster” Matt Berninger, co-founder of the 7-inches For Planned Parenthood project. You can purchase the box set benefiting Planned Parenthood from the 7 Inches For project here:http://hyperurl.co/ug60jt
Silent Nightにたどり着けるのは、下のリンクのみで御本家アマゾン宛になっている。Amazon.co.jpには、少なくとも現在のところ置かれていない模様。上のリンクはよくわかんないオムニバス盤(版)へのものになっていた。こちらはAmazon.co.jpにもある(⇒7-Inches for Planned Parenthood [Explicit])けれど、Silent Nightは収録されていない。なんぢゃラホイ。
こういうの、クリスマス・シーズンにそれぞれの年を振り返るニュースで拵えれば、年末恒例、一定の売り上げが見込めるコンテンツになったりしやしないかしら。世界各国、地域ごとに異なるニュースを織り込みつつ。Apple-Bridgers版がトランプを取り上げるのであれば、当然今年の日本版では、安倍某の醜悪具合を扱ったニュース、たとえば今日のニュースから選ぶなら、「14年前の『60』は“総理枠”だった、『桜を見る会』問題で新事実」(TBS NEWS、YouTube を織り込まなければならないだろうし、「出生数90万人割れ 人口51万人超減少と厚労省推計(19/12/24)」(ANNnewsCH、YouTube) あたりも本邦の将来を考える上では欠かせないということになるだろうか。
ジャケ写が似てるっぽいつながりで、デビュー盤。
Fiona姐さまは、とにかく「Every Single Night」が素晴らしいので、これを選ぶしかございませんわね。