本日の備忘録/フライドチキンのクリスマス
ここ数年くらいだろうか、日本のクリスマスでフライドチキン、それもケンタッキーフライドチキンが持て囃される様が海外のネット上で話題になる折が増えている(ような気がする)*1。そこいらへん、なんとなく今年目についたヴィデオだったということで仕事の雑談用にφ(..)メモメモ。
僕と同様、英語の聴き取りが怪しいヒトは、上のヴィデオを見る前に「フライドチキンが『日本のクリスマスの伝統』になった理由」(CNN.co.jp) を先に読んでおくといいかもしれない*2。粗筋の一部をあらかじめ知っておくと、内容の見当はずっとつきやすくなるものだ。
で、こういう話はうっかりすると本来の文化への誤解としてのみ語られてしまいかねないものだ。でも、それだけではちょっとつまらない。YouTubeで公開されたヴィデオを見ながら「日本人の誤解を馬鹿にしているみたいだけれど、あんたたちだってアボガドとかとろサーモンとかわけのわかんないもんで寿司を作って喰っているぢゃないかぁ、ぶ~」*3程度のことなら、誰しもが思いつくところ。
ダンテは無知だから知らないのだろけど、アメリカは七面鳥を食べるが欧州では元々ガチョウを食べていた。
— 御神苗 雄 (White Glriffon) (@silvergriffin18) December 24, 2019
何故なら七面鳥は北米原産だからだ。
欧州のクリスマスのガチョウが北米で七面鳥に取って代わられた様に日本では鶏が食される。
これは、食文化が広まる過程で起こる極自然な事だろう。 https://t.co/6RL3UHRaEd
via. Nanako Hisamuraさんのツイート *4。
拡散する力のあるものはなんでも姿形を変えてしまうものなのかもしれない。言葉だって地域を超え時代を超えるとき意味も形も変えてゆくし*5、うっかりするとニュースの類だって伝言ゲームよろしくおかしな具合になっちゃうもんね*6。《たとえそれが、真実には即していなかったとしても》*7。変なもんだわね。
と、文化変容っぽいあたりに持っていったほうが、いくらか話は面白くなる(といいんだがぁ\(^o^)/)。
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*1:cf. 「KFC christmas japan」YouTubeの検索結果 。結構あるでしょ? 全部取り上げると今年の分だけでもキリがないくらい。よほどケッタイな習俗かなんかみたいに見えているってことだろうな。
*2: ただし、※諸説あります的な話も他ではいろいろ出て来るみたい。/自動生成英語字幕も利用できる。再生画面下の「CC」に赤い下線が出ていなければ、「CC」をクリックすると英語字幕が表示される。自動翻訳も出来るけれど、ホイホイ理解できる日本語になってくれるわけではない。たぶん、こう云っているのかな、と見当をつける役くらいになら助けになるかも、といったところか。
*3:cf. カリフォルニアロール - Wikipedia 。これによれば、アイディアそのものは日本人が案出したってことになる。とすると、「あんたたち」云々は見当ハズレということになるのかな?
*4:cf. 青い紅玉 - Wikipedia
*5:cf. 「東京貼り紙・看板散歩/毎度お馴染みの『国語に関する世論調査』について、あるいは『番茶』と『茶番』、『色男』と『男色』とか」
*7: 「フライドチキンが『日本のクリスマスの伝統』になった理由」(CNN.co.jp) の2ページ目、記事末尾。
*8: 2019年12月29日現在。