1月の夜空/1月の星空情報・天文現象 - 国立天文台その他

 しぶんぎ座流星群も終わって、もう遅れるのが常態化しちゃった感アリアリでございますがぁ。

 ちなみに手遅れながら^^;、しぶんぎ座そのものは、星座早見なんかにはもう登場しない、ほとんどこの流星群の呼称としてしか耳目にしないものだというのがおっさん的蘊蓄ネタとなるポイントかな*1

 しかしなぁ、年頭のヴィデオとして2020年の天文現象の特集があるのはいいとして、今月の話題がしぶんぎ座流星群と月のものだけというのはどうなんだろうという気はする。それにYouTube再生ページの視聴数は、結構増えているように見えていることだし、新年からは、59秒縛りを抜けて2、3分くらいになってもいいのではないかと思っていたのだけれど、相変わらずの長さなのが切ないところぢゃないかなぁ。う~ん。

 

 英語字幕も利用できるし、採録シナリオ(PDF) hatena bookmarkもある。

 「1054年には、中国、日本、アラブのastronomersによって超新星爆発が観察されている」とかなんとか云っているけれど、日本のはastronomerというより藤原定家『明月記』の記述のほうが有名ぢゃないかしら。定家(1162-1241)は、生没年を見ればわかるように直接自身の目で見たわけではない。天文寮の記録を参照したと云われている。そのへんがastronomerによる観察ということになるのかな。ちなみに望遠鏡の発明以前の超新星爆発の記録は7例しか世界に残されていないが、そのうちの3例が『明月記』に記されたものなのだそうな。……というあたりがおっさん的蘊蓄になりそうか*2

 かに星雲の電波、赤外線、可視光、紫外線、X線による画像、それらの合成画像の紹介あたりが興味深いか。ことにX線による画像は、かに星雲のかにパルサーのありようを如実に見せてくれている。「Crab Nebula: The Multiwavelength Structure of a Pulsar Wind Nebula」(Space Telescope、YouTube) hatena bookmarkでは、そのへん、少しばかり詳細な解説映像が見られる。

 

 国立天文台が紹介していた以外にも火星、金星ネタらへんがちょっと気になる。気になるのだけれど、マンションの類が建て込んでいて実家界隈では観察できない。う~。

 

天文ガイド 2020年 2月号 [雑誌]

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月刊星ナビ 2020年2月号

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  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2020/01/04
  • メディア: 雑誌