本日の備忘録/オーストラリアにおける買い占め行動の謎、あるいはポルノ概念の拡張について
《オーストラリアでは新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに、トイレットペーパーのパニック買いが続いている》とのことだけれど、感染拡大とパニック買いとの間には小さからぬ隔たりがあるように思える。どうして肺炎でトイレットペーパーが必要になるのか。感染を恐れるあまり外出を極度に嫌う結果だというのであれば、トイレットロールばかりでなく食糧品の買溜めも生じているはずだ。日本でのデマがオーストラリアでも広がったといった類の話も聞かない、見ない。
アメリカでのように、ハンドサニタイザーが売れるというのはまだわからないでもない。水道水20秒の手洗いで済むところに殊更金をかけるかどうかというあたり、合理性をいくらかはみ出しているような気がしないでもないもの、とくに景気の悪い我が国から見るとなんだかなぁってなところ*1、しかしそれでも水道水によるよりもなにがしかの消毒作用が期待できそうな気がするからだ。少なくともトイレットロールの買い占めよりは納得出来る。
というわけで、オーストラリアでなぜトイレットペーパーが売り切れるのか、僕にはさっぱり見当がつかないぞ\(^o^)/。
ついでながら、20秒の手洗いについて簡単にポイントをまとめてくれているヴィデオを挙げておく。似たようなのはいくらも公開されているのだけれど*2、これを書いている時点で最新のものということで選んだ。
「Washing your hands properly takes about as long as singing "Happy Birthday" twice.」というわけで、「ハッピー・バースディ・トゥ・ユー」の歌を2度歌うと時間的に都合がいいらしい。実際に試すと20秒よりずっと長くなるような気もするが、まぁ気のせいだろう\(^o^)/
こういうのは日本のものも当然ある*3。日本モノのほうは手首の洗浄の必要を説くものが多い。洋モノはそうでもない。このあたり、どういう違いがあるんだろうか。
上の件とはとくに関係ないけれど、なんかしら面白かったツイートを一つ。
METI is still posting toilet paper porn on its website. https://t.co/OEizIznOiG pic.twitter.com/TZlojaapte
— Mulboyne (@Mulboyne) March 7, 2020
「toilet paper porn」って「トイレット・ペーパー・ポルノ」ってことだよねぇ。感動ポルノとか飯ポルノとか、ネット上では各種ポルノが満ち溢れているらしいけれど、今やトイレット・ペーパー・ポルノでございますかぁ\(^o^)/。ポルノ概念の拡張ですね(違
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残念ながら2020年3月8日午前1時59分現在、在庫切れの模様なんだけれど、いやそれはさておき、アマゾン・ブランドのトイレット・ペーパーがあるとは思いもよらなかったぞ。
よくわかんないのだけれど、Amazon.co.jp、本ジャンル「トイレット・ペーパー」での検索結果、最初のページ中ほどよりちょっと下に登場*4。商品説明の類にも「トイレット・ペーパー」の文字列は登場していないし、まだカスタマーレビューもついていない。どうしてなんだかわかんないのだけれど、トイレット・ペーパーと中井正一*5の取り合わせに心打たれたので、これを挙げておく。
*1:cf. 「内閣府 景気の基調判断 6カ月連続で「悪化」(20/03/07)」(ANNnewsCH、YouTube) 。この判断の段階では新型コロナウィルスによる肺炎流行の影響はないとされている。影響は今後、ってことか。そりゃたいへん。
*2:cf. 「hand washing 20 seconds」、YouTubeでの検索結果
*4: 2020年3月8日午前2時8分現在。
*5:cf. google:中井正一