本日の地上絵/カンガルー

 これもそうだけれど、報道の大方によると*1、この地上絵は巨大なねこ様なのだそうな。けれど、うーん、皆の衆にもそう見えますかね?

 僕にはどうにもカンガルーに見えて仕方ないんだがなぁ。前肢と後肢の極端なアンバランスやずいぶん太く見える尾なんか、どう見てもねこ様ではあり得ない。このバランス/アンバランスはカンガルーだとすれば自然なものとして受け止められる体のものではないか。

 ナスカといえば南米ペルー、南米となると、カンガルーはさておくとしても、有袋類が生存していてもおかしくはない。

一般に有袋類はオーストラリアに生息するものがよく知られるが、オポッサム北アメリカ大陸から南アメリカ大陸にかけて生息する。このオポッサム科の種数は70種以上と、有袋類のなかで最大である。 有袋類は有胎盤類より先に出現し、その後に現われた有胎盤類により生態系の位置を奪われた。しかしオーストラリア大陸南アメリカ大陸は他の大陸から遠く隔絶していたため、ユーラシア大陸の有胎盤類はこの2大陸に侵入できず、この地域のみ有袋類の世界が残った。オーストラリア大陸は隔絶状態が続いたために、現在でも有袋類は生態系の重要な地位にある。しかし、南アメリカ大陸大陸移動の結果、北アメリカ大陸と陸橋で300万年前頃に接続し、これを通って侵入した有胎盤類によって、有袋類中心の生態系は崩壊した。 しかし、オポッサム類だけは生き残り、逆に陸橋を通って北アメリカ大陸に進出している。

有袋類の化石が世界中から見つかることから、有袋類はかつて世界中の広い地域に生息していたことが知られているが、現在では主にオーストラリア区(オーストラリア大陸パプアニューギニア等)および新熱帯区(南米大陸)にのみ生息し、オポッサム類のみが新北区(北米)に進出している。特にオーストラリアには、競争相手となる他の大形哺乳類がいなかったため、他の地域では見られない多様な有袋類が生息している。

有袋類 - Wikipedia

 ナスカ界隈でのカンガルーの生存なんて聞いたことがないけれど、有袋類に範囲を広げてみると、少なくともかつては結構な隆盛を誇っていなかったわけでもないし、細々ならば今でも南北アメリカ大陸に生き残りの種が存在していないわけでもない。

 だからして、何かの間違いで2000年程度の昔くらいまでカンガルーがうっかり生きていた、なんちゅうことがあってもいいんぢゃないですかね。あたりを掘り返してみるとカンガルーの骨が大量に見つかるというような珍事出来、期待できないかなぁ。ダメかなぁ\(^o^)/

 

 独特の装束を身に着け石斧か何かを手にしたインカ帝国*2のヒトビトに追いかけられながら、ペルーの高原を、ラマと一緒に飛び跳ね駆けて逃げ回るカンガルーの様子がもう僕の頭の中ではくっきり風景として現出しているんだがぁ\(^o^)/\(^o^)/

 

おまけ

 同じようなことを考えるヒトもいらっしゃるに違いないと信じて検索していたら、やっぱり。

 まだ他の例は見つかっていないのだけれど\(^o^)/。

 

 ねこ様よりはよほど似ていると思うがなぁ。地上絵の腹部あたりも、毛皮の模様というよりは子カンガルーみたいに見えません?