本日のロボット/ほぼイカ、ほぼクラゲ、ほぼアノマロカリス……
ロボットねた、それも水中モノが続くというのもどんなものかという気もするけれど、こちらは全然ホンモノっぽくないということでまぁ。
実際のところ「イカ(squid)」といっても、こちらのロボットのような泳ぎになるとは限ったものではない。むしろ、これとは大いに異なる泳ぎ方のほうが主流だってことはないかしら。素人目にはそう見えちゃうんだけれど\(^o^)/。という報道の肝心要なところとは無縁のお話。
ホンモノのイカは上のロボット君よりもずっと安定した泳ぎっぷりだし、脚だか腕だかをまったく使わないわけではないみたいだけれど、主として、吸い込んだ水を吹き出して推力を得たり*1幅広の所謂「耳」を使って前後自在に動き回っていたりしたんぢゃなかったか。
とくにこのような種類のイカの幅広の耳の動かし方を眺めていると、どことなくアノマロカリスの泳ぎ方を思い起こしもする。まるで、アノマロカリスが外骨格でやっていることを、軟体動物が模しているみたいに見えないこともない。そこいらへん、進化のありようをアレコレ考えさせるところがあって、なんとなくチャーミングぢゃないか。
いずれにしても、ロボット君の動きはイカというふうぢゃないように思える。
とはいえ、何かしら現実の生き物への連想を誘う動きではある。あれこれ頭の中を探し回ってみると、ある種のクラゲのカサと脚だか腕だかを合わせた動きは、イカやタコよりずっとロボットの動きに似通っているんぢゃなイカという気がしてくる。
で、こうなってくるとクラゲ・ロボットとしての先行事例を否応なく思い出すことになる。
動物のバイオミメティクスもので有名なフェスト社の作品だ。メインとなる部分、機能はどうも異なるようだけれど、形状そのものや見た目の動き方は冒頭ヴィデオのロボットのメインとなる部分とよく似ている。
ついでに挙げてしまえば、フェスト社の作品には、イカに挙げるようなものもすでにあるのだ。
概要欄によると《For the BionicFinWave, our bionics team was inspired by the undulating fin movement. 》というわけで、具体的な動物種を模倣したのではなくて「波打つヒレの動きにインスパイアされた」のだという。なるほどこれならば幅広の耳で泳ぐイカと同時にアノマロカリスを彷彿とさせるロボットになっていても不思議ではない*2。こうなってくると《人類は歩行を模倣しようとして脚とは全然似ていない車輪を創り出した。こうして人類はシュルレアリスムを生み出したのである》(アポリネール)みたいなもんですね(かなり違
だからどうしたというような話はとくにない。与太なんだからそういうものであったってかまやしませんわね。
おまけ
真剣白刃取りあたりのモチーフは理解できたつもりだったけれど……
真剣白刃取りをするためだけに、腕が異常発達したシーフードヌードルたち。
専用の台から列をなして謎の生物「ほぼイカ」に勝負を挑むも、真っ二つにされていきます。
残りの9本の手で他の作業をしつつ、切り方を変えたり、突いたり、食べたりするほぼイカ。
残酷ですがこれは自然の摂理。私たちは静かに受け入れるしかないのです。
シーフードヌードルは、治癒力に個体差はあるものの、蘇生するので海洋汚染の心配はありません。
一方その頃、飢餓状態に陥った早見優さんは、楽屋でシーフードヌードルを貪り食べていました。
いろいろな命が生きている。うごめいている。それが地球なのですね。
概要欄の説明、ほぼワケワカメでございますね。近頃の日清食品関連CMはひと頃のキンチョー並みになっているんぢゃないですかね。
しかし、アマゾンにはいろいろシーフードヌードルのヴァリエーションが揃っているようなのに、肝心の「ほぼイカ」は未登場の模様(2020年10月21日13時40分現在)。
立ち読み課題図書、その他
早見 優もそうだけれど、往年のあの方この方、今もご活躍と知るだけで、何となくこちらまで励まされるってことあるよね。
しかし、カレンダー&フォトブック、ずいぶん強気の価格設定だわね。にもかかわらず、アマゾンの売れ筋ランキング、「1位文房具・オフィス用品 (の売れ筋ランキングを見る文房具・オフィス用品)」、「1位カレンダー」とはなかなか。