本日のボヤキ/大和川封鎖

 こういうデータ、一日分だけ眺めて一喜一憂するのは馬鹿げているとは知らないわけでもない。事実、翌日示された数字はすでにずいぶんおとなしいものになっている*1。とはいえ、感染率が25%に少々足りないというような数字に出喰わすことなどしょっちゅうあちらこちらで見かける当たり前の現象だとは到底云えず、そういう事態がたまのことではあるにせよ生じ得る程度、深刻な成り行きであることには違いなく、やはりせめて驚いておくくらいの芸はみせなければならない。

 あらま、びっくり。

 

 冒頭のデータが出て来る前日の話。何の話なのか、わざわざ訊ねるべく確認しに部屋を出たわけではないけれど、まぁ、ここのところの大阪、平均で10%を割らない新型コロナウイルス感染率あたりを念頭にした放言なのだろう。全国区では大阪府全体の問題として取り上げられているアレコレ、けれど府内のさまをていねいに見てみると、とくに大阪市のヒドさは特筆に値する。何しろ大阪市廃止をめぐる住民投票に行政を挙げて入れ揚げるばかりのテイタラク、「大阪市コロナウイルス感染症対策本部会」が催されたのが5月22日を最後とするというのだから呆れるより他ない。同じく維新市長をうっかり仰ぐことにしてしまった堺であっても同種の集まりは11月に入ってからだって行われている*2。そんなこんなで、大阪市は目出度く府内の感染震源地となっているわけだ。大阪の市民は、維新市政からすっかり見放された感があるといって大過なし。そんなことより、大阪府USJとの提携ですってば、奥さん! ってな具合なのだから、つける薬ももはやない。

 そんな具合であれば、堺の若者の軽口に大和川封鎖みたいな言葉が飛び出したところでなんの不思議もない。大和川堺市大阪市の境を成している。つまり、大和川で封鎖しろというのは、大阪市とのヒトの出入りを止めてしまえということだ。大阪市内に仕事を持つ市民も多い堺であるから軽口通りの封鎖はまず出来ッコないのだけれど、冗談交じりにでも云ってみたくなる気分はまぁわかる。

 

 身近なところでは、従業員のお一人がコロナ陽性ということで通っている美容院が休業、老母が困っているくらいの話しかない。美容院で髪の毛を弄らなければ好き勝手外出出来ないというのであれば、いちいち引き止める必要がなくなるぶん、かえって好都合ではないかと、従業員さんのことを思えば不謹慎極まるけしからんことを、不孝息子は考えたりするのだけれど、そんな呑気なことを書いていられるのも今のうちばかりか。

 こういうことを碌な対策も自らは行わぬままに口にする首長を戴いている以上、どれほどの効果があるんだかないんだかわからない個人的な対策にあいこれ努めるより他はなし。大阪市廃止をめぐる住民投票のアレヤコレヤのおかげさまをもって今日の新型コロナウイルスの大繁盛がある疑いが濃厚だとなれば、リコールしたくたってこの時期に盛大な知事選挙なんぞやらかせるわけもない。いやはや、やれやれ、トンデモナイ連中を自治体の首長やら議員やらに選んだことを悔やみながら*3、大阪は衰運の一途をたどることになるのだろうか。うーん。