本日の防災/百聞は一見に如かず

 昨夕の宮城県沖を震源とする地震、それなりに規模が大きい割にTwitterの我がTLを眺めているかぎりでは、地元以外からの反応は鈍かったような気がする。情報そのものとしては慣れっこになっちゃったということなんだろうか。

 そこいらへんは、僕自身振り返ってみてどうなのか、怪しいところに思い当たる節がやたらとあるので説教臭い話はとりあえず資格なしということでパス。

 ただ流れるTLから、個人的には新しい知見だったツイートを以下に。ご存知の方には、小泉進次郎の「プラスチックの原料って石油なんですよ。意外にこれ知られてないんですけど」*2みたいなもんかもしれないけれど\(^o^)/。

 津波は、並の波よりポテンシャルのあるものであって、高さだけで判断して侮ってはならないみたいな話だけならすでにいくらでも耳目にしてきたことではあるのだけれど、実際のところ肌身に感じるような怖さを覚え得て来たかどうかとなると大いに怪しい。

 実験映像となるとやはり「百聞は一見に如かず」というところ。

 3.11直接の経験があってのマグネットカードということなんだろうか。昨今のホテル事情にはまったく疎いのだけれど、♡マークも♺マークもずいぶん付けられているということは、やはり僕同様そんなものがあることを知らなかったヒトが多いということだろうか。

 実際にちゃんと確認に来てくれるものかどうかは、デッカい揺れに遭遇してみなければわからないけれど\(^o^)/、でもこういうのがあると、なんとなく安心感を覚えるんぢゃないか。そういう効果があるとすれば、震災の直接の経験を持たない土地にだって普及していくこともありそうな。

 

それまでの明日 (ハヤカワ文庫JA)

それまでの明日 (ハヤカワ文庫JA)

  • 作者:原 尞
  • 発売日: 2020/09/03
  • メディア: 文庫
 

 アマゾンのカスタマーレヴューの不評が気になって、なかなか読む気になれなかったのを、最近ようやく。

 で、カスタマーレヴューは良くも悪くも当てにならないことが再確認できてめでたしめでたし。気になったのは、沢崎(や錦織も、だな)がいくらか軽くなっちゃったことかな。これまであとがきで採用されてきた《探偵・沢崎の短いエピソード》中の沢崎が本篇中に引越してきたんぢゃないかというふうな。錦織なんかはもう戯画的キャラクタと化しちゃったみたい。しかし、絶対にけるに違いないと見込んでいた相良の変わりっぷりはほぼ想像通り。自慢したいところなんだけれど、過去、そのへんブログでもTwitterでも書き留めてないんだよなぁ。無念。

 と、特段のお薦めというわけでもないのだけれど、3.11の震災発生時で文字通り「一巻の終わり」だったもんだから思い出したというわけで、まぁ。

 原 尞といえば沢崎モノ(というか小説作品は沢崎モノしかない)なのだからして、お読みになるならシリーズ第一作『そして夜は甦る』(ハヤカワ文庫)から発刊順に読むのがお薦め。

 

 気に入らないのは、原 尞モノの文庫シリーズの表紙カヴァーデザインの変更だよな。旧デザインはアマゾンでのKindle版で今でも表示される写真を主体としたヤツ。イラスト版はイラスト版で悪いとまでは云わないまでも、比べると田舎臭く見える。沢崎モノの主たる舞台は都内なんだからして、まぁ似合わない。もちろん、《東京は世界の名古屋だ》(坂本龍一)といった意見もあるわけだけれど。

 

*1: 会見本編が始まるのは6分22秒あたりから(2021年3月21日現在。後で編集が入って余分なところがカットされることもあるかな?

*2: 関係ないけれど、#意外にこれ知られてないんですけど - Twitter Search / Twitterが、なんだか元発言とは関係のない豆知識小ネタ集になっちゃってる\(^o^)/