それにしても、いろんなものが"flying"する今日この頃なのですね。
アメリカはヴァージニア州は、木曜朝午前6時の通学バス。もうテレビでも報じられたみたいだけれど、こちらの印象に残っちゃったんだから取り上げる以外の対応はあり得ませんね。
このクラッシュ案件のポイントは、だいたい以下のように整理できる(かな)。
- 子鹿とバスとが遭遇したタイミング
- 子鹿が事故直前、飛び跳ねたか何かその類の回避行動を採った結果、バスに轢かれずに済んだがフロントグラスに激突突破
- バス右側先頭座席の子どもがウツラウツラしていたおかげで、顔面に子鹿の直撃を喰らわずに済んだ
これはひょっとするとこれまでなかった3つの偶然の重なり合いの結果生じた事態だったといえるのかもしれない。
出喰わすタイミングが今回のクラッシュ案件のすべての始まりである(偶然その1)。ただそれだけであればバスが子鹿を轢いてしまうという陰惨ではあるけれどよくある事故で終わっていたかもしれない。子鹿はその陰惨を回避しようとしてなのか単に驚いてのことなのかジャンプする(偶然その2)。その高さがちょうどフロントグラスの高さであったおかげで、子鹿は轢死を免れバス車内に突入することになる。映像からする限り、もしバス右側先頭座席にいたねぼすけくんがうとうとしていたこと(偶然その3)。目覚めていて所謂「正しい姿勢」を保っていたら、顔面に子鹿が激突することになっていたかもしれない。子鹿の蹄を顔面に喰らうことになれば、負うことになる怪我は軽いものでは済まなかっただろう。しかし、前傾姿勢でウツラウツラしていたおかげで激突はめでたく回避されたというわけだ。まぁ、気づいて「混乱しちゃった」くらいで良かった、良かったε-(´∀`*)ホッ。
気になるのは、偶然その2の「子鹿のジャンプ」か。本当のところ、ジャンプした結果あの高さからフロントグラスを突き破ったというのは憶測に過ぎない。本当に子鹿の力であの高さまでジャンプできるものか怪しいような気もしないではない。しかし、だからといってあの高さを子鹿がそれこそ「flying」していたと考えるわけにもいかない。今回の案件での最大の謎はそこにある。しかし、YouTubeでの報道を見る限りそのへんを問題と見たものは皆無だった。うーん、疑問ぢゃないですかね。そうでもないのかなぁ。(´ε`;)ウーン…。
日本語報道としては、「【まさか】危機一髪! スクールバスに飛び込んできたのは… アメリカ(2021年4月2日放送「news every.」より)」(【公式】日テレNEWS、YouTube)*1など。冒頭のヴィデオは、日テレNEWSで知って、「virginia deer bus」のキーワードでYouTube検索、検索結果から適当に選んだ。日テレ版を採用しなかったのは、日本の民放チャンネル*2は、しばしば報道動画をさっさと削除しちゃう傾向があるから。他意はない。