2021年2月25、26日のSongs/「Balmorhea」と書いて「バルモーレイ」と読むのですか。
2021年2月25日
Julien Baker - Heatwave
《ジュリアン・ベーカー(Julien Baker)はもう無審査で取り上げちゃう》などと「2021年2月23、24日のSongs/Cassandra Jenkins、気に入ったぞ。」に書いちゃった以上、これも取り上げねばなりますまい。
前回うっかり書き忘れていたのだけれど、ジュリアン・ベーカーのYouTubeチャンネルで、このアルバム収録曲のプレイリスト「Little Oblivions」(YouTube)が公開されているのだった。また、そこからMVを取り除いて、全部リリックヴィデオにした「Little Oblivions: Lyric Videos」(YouTube)もある。英語字幕だけではなく日本語訳字幕も利用できるようになっている。再生画面下の歯車アイコンから設定をいじってみられたし。
現在のところ、利用できる字幕は英語と日本語だけ。ということは、日本は結構お得意さんになっているということなんだろうか。
Can - Stuttgart 75 Eins
半分の長さにカットされているとはいえ、一応レーベル・オフィシャルということになるのかな。というか、こういう録音がホイホイ聴けてしまうアリガタさ、今のお若い方にはわかんないんだろうなぁ、と爺ぃ臭い感慨にしばし浸ってしまうなぁ\(^o^)/
爺ぃ的には知ったかぶりの一つもカマしたいところだけれど、残念無念、知っているつもりでいたのに、書くほどこととなるとなぁにも知らない。「カン (バンド)」(Wikipedia)に当たったほうがずっとマシだというテイタラク\(^o^)/
「Stuttgart 75 Eins」は実際には20分ほどの演奏になる。
2021年2月26日
「2021/02/26」(YouTube)から。リストの末尾に Julien Baker が続けざまに出て来るのだけれど、今回はさすがにパスすることにする。同じアルバムからなので「25日」の方に紹介した「Little Oblivions」(YouTube)なり「Little Oblivions: Lyric Videos」(YouTube)なりを当たられたし。
Le Ren & Buck Meek - Early Morning Rain
「云わずと知れた」とまた云いたくなるところなのだけれど、今回も爺婆以外には通じないかなぁ、ゴードン・ライトフット(Gordon Lightfoot)往年のヒット曲。60年代半ばくらい? 子ども時代にPPMの演奏でメロディを口ずさむ程度に過ぎないけれど、記憶に留めるようになった作品。
「2021/02/26」(YouTube)冒頭しばらくは「Early Morning Rain」のプチ聴き比べになっている。ここで取り上げたメジャー・デビューしたばかりのLe Renの歌に続けて、ライトフット本人、PPM、ニール・ヤング、ボブ・ディラン、ジュディ・コリンズ、グレイトフルデッド、トニー・ライスと冒頭以外は如何にも爺婆趣味でありそうなオリジナルとカヴァーが続いている。気になる方がどれくらいいらっしゃるかはわからないけれど、半世紀以上を経て歌がどんなふうに姿を変えて登場したのかを考えるよすがくらいにはなるかもしれない。
Le Renの今年10月にリリースされたデビュー盤ということになるらしい。全曲「Leftovers」(Le Ren、YouTube)から、プレイリストで試聴できる。「In The Early Morning Rain」は収録されていないみたい。あらま、びつくり。ちゃんとした音源を求めるならば、単体のみの「Early Morning Rain (feat. Buck Meek)」をどうぞ、ということになる。
洗練された作品のまとめ方は一定の支持層を得るに充分だろうけれど、大向うを唸らせるには今ひとつインパクトが足りない、みたいな感じなのかな。アテクシは気に入りましたけれど。ってなあたりはご本人にはどうでもいいこと、大きなお世話だよなぁ\(^o^)/
Balmorhea – The Myth
バルモーレイ(Balmorhea)*1は例によって例の如く全然知らないグループさん。概要欄には、ドイツ・グラモフォン初のテキサス出身の仲間だとか何とかあったので新人さんかと思いきや、「Balmorhea (band)」(Wikipedia)を見ていると、すでに2007年にはグループ名を冠したアルバムを出していたりする。
ついでながら、ウィキpの記事、影響を受けたアーチストの名前が並べられているのだけれど……。
Balmorhea were influenced by William Ackerman, The Six Parts Seven, Tortoise, Rachel's, Gillian Welch, Max Richter, Arvo Pärt and John Cage.
ウィリアム・アッカーマン(William Ackerman)で始まり、ジョン・ケージ(John Cage)で結ばれる名前のリストというのは、なんとも云えない奇妙なものを見てしまった気にさせられるなぁ。そんなことはどうでもいいんだといえばどうでもいいことなのだけれど。
「The Wind」(Balmorhea Music、YouTube)で試聴できる。