2021年3月1、2日のSongs/Are you alone? Are you lonely?

2021年3月1日

 「2021/03/01」(YouTube)から。

 

Donovan - John Riley

 云わずと知れたドノヴァン(Donovan)*1と云ってみたいところなのだけれど、今回はどうかしら。同世代の方なら、詳しくは知らなくとも、名前くらいは記憶になくもない、くらいのことはあるのではないかと思うのだけれど。70年代半ばまでにはトンと名前を見なくなってしまったという感じ?

 けれど、長くて読み通す気になかなかなれない「Donovan」(Wikipedia)を眺めてみると、以降だってなんだか出たり引っ込んだり、いろいろもにょもにょしているみたいだ*2

 本作は、ちょいと以前に*3見つかった70年までの未発表音源から、ということらしい。

 

 Eileen HackのYouTubeチャンネルは、主として60~70年代のフォークを中心とした楽曲を公開しているチャンネル。著作権の扱いは不分明なのだけれど、チャンネルが開設されてすでに5年。その間、バンされることなく続いている。公開ヴィデオの再生回数は内容の濃さに反してベラボウに少ない。そのへんで大目に見られているということなのかしら。というわけで、そのへんの音楽に関心のある方は覗いて見られたし。

Buried Treasure 1

Buried Treasure 1

  • Donovan Discs LTD
Amazon

 「Buried Treasure」とは、なんとストレートなタイトル。いやしかし、宝物であるかどうかは受け止めるヒトによりけりいろいろありそう。アマゾンのリンク先、レヴューもついていなければ、ランキングも表示されない。ひょっとしてAmazon.co.jpでは全然売れていないということなのか。まぁドノヴァンを聴いていた世代、僕なんかよりいくらか上のご年配となると、音源は、LPで、とはさすがに申しませんけれど、せめてCDで売ってあげないとダメダメなんぢゃないかという気はする。

 若い世代にも売るというのであれば、たとえばドノヴァンの弾き語りのギターを解説するような譜面も合わせて出すという手はあるんぢゃないか。ここのところのアコースティックギター・ブームやら、弾き語りをYouTubeで公開するヒトの増加とかに合わせた企画だ。実際、さほど難しいことはしていないけれど多少の工夫はあるというスタイルは、売り込み方次第でそれなりになら売れたりするんぢゃないかしら。そうもいかんかなぁ。うーん。

 例によって「Buried Treasure 1」(YouTube)で試聴できる。「Buried Treasure 2」(YouTube)もある。いずれもDonovanの公式YouTubeチャンネルからの公開になっている。あらま。

 

Are you alone? Are you lonely?

 見たことのない映画のサントラから。こういう静かな音楽が流れる映画って、何となく良さそうぢゃないか。出演者に三池崇史の名前なども並んでいるし。

 邦題『地球で最後のふたり』*4

 サントラ見当たらず。DVDもマケプレものしかない。新品がほとんど9万ぢゃなぁ。最も安い380円のはレンタル落ち。はてさて。

 

2021年3月2日

 「2021/03/02」(YouTube)から。

 

Luca Serrao - Iconostasis for SATB Choir

 さっきのサントラの後で聴いても持ち堪えるような音を、と考えるとこれになったというところ。

 Luca Serraoについてはまったく知らない。YouTubeには、認証マークはついていないけれど、このヒトのチャンネル(Luca Serrao - YouTube)が存在している。このヴィデオの演奏も、そちらのチャンネルで公開されている「Luca Serrao - Iconostasis for Choir (2020)」(Luca Serrao、YouTube)からのもののようだ。

 Amazon.co.jpでも、「Luca Serrao」を検索しても、ストレートに引っかかるものはない。修行中、アーチストの卵さんという見当か。ググると(google:Luca Serrao)、一応引っかかるページも出て来るけれどまとまった本人情報はないかなぁ。かろうじて、Luca Serrao | Facebookあたり。Profileには《Istituto Superiore di Studi Musicali "Orazio Vecchi - Antonio Tonelli"に在学中》とあって、やっぱり卵さんなのかなぁ。

 どことなく古楽に通じる響きがあって気持ちいいと思っていたら、Facebookページには本人によるダウランド演奏ヴィデオが上がっていた形跡もあった*5。何がどうだというわけではないけれど、何となくなるほどね。

 

Ralph Peterson Quintet - Respect For Truth

 ラルフ・ピーターソン(Ralph Peterson)についても、ロクに知らない。だから、ググって、「Ralph Peterson Jr., Drummer Who Re-Enlivened Hard Bop, Dead At 58」(NPR)*6その他訃報記事に触れて驚くというテイタラク。知らないヒトではあるけれど、音楽はカッコいいな。

 

*1: リンク先はオフィシャル・サイト。

*2: このへん、「ドノヴァン」(Wikipedia)は全然追いついてないなぁ。このへん、僕の世代よりも団塊の世代のヒトたちのほうが何とかがんばるべき項目ぢゃないかしら。爺様方、がんばっていただきたいものでございますね。

*3: いつだったっけか?

*4: リンク先はウィキp日本語版。内容は、ちゃんとは読んでいないのだけれど\(^o^)/、御本家版「Last Life in the Universe」(Wikipedia)のほうがしっかりしているっぽい。

*5: YouTube公開ヴィデオが紹介されていたらしいのだが、現在閲覧できない状態になっている。

*6: ロクに読んでいないのだけれど、音源ヴィデオの選び方が他の訃報記事より良かった。