2021年3月7、8日のSongs/恋せよ禁断の惑星

2021年3月7日

 2021年3月7日にYouTubeで見聞きしたMV類から。

 

Forbidden Planet - Louis & Bebe Barron

 2021年3月7日のプレイリスト中で取り上げたものとジャケ写が異なっているけれど、好みの問題でモノクロのこちらにしただけで、とくに意味はない。どちらもLouis & Bebe Barron - Topic - YouTubeで公開されているもので、さらに同内容ジャケ写違いのプレイリストがもう1つある。どういう事情でそうなっちゃったのかは知らない。LPがまだ隆盛を誇っていた時代には、諸般の事情でジャケット・デザインにヴァリエーションが生じちゃうなんてことはいくらでもあったものだ。そのへんの反映なんだろう。

 映画『禁断の惑星』サウンド・トラック。『禁断』の音楽については「『禁断の惑星』のサウンドトラック、いいぢゃないか。びっくり。」で触れた。出来のよろしくないエントリだけれど、最低限の情報は何とか取り上げている(んぢゃないかなぁ)。

 

Yvette Young - Simple and Clean

 Yvette Youngによる宇多田ヒカル「光」*1のカヴァー。タイトルも変わって歌詞が気になるという向きには、たぶん野良ヴィデオだけれど「Kingdom Hearts Ending LIVE Utada Hikaru Simple and Clean」(JohnnyCruzes、YouTube)がある。ゲームの主題歌なのだそうだけれど、そのへんは知らない。「キングダム ハーツ シリーズ」(Wikipedia)の「音楽」に宇多田起用について簡単な言及がある。へぇ~、そういう成立事情があったのかぁ、と今頃になって知るというテイタラク\(^o^)/。

 Yvette Youngについては、以前ソロ・アルバムを紹介したことがあったはずなのだけれど、未復旧。通常の意味でのオフィシャル・サイトは見当たらない。とりあえず「Yvette Young」(Wikipedia)を当たられたし。後は最初期のソロ・アルバム、『Acoustics - EP』*2、昨年リリースされたCovet*3の『technicolor』*4を聴いておけば、一応の傾向と対策を知ることができる(かな?)。その他は各人でググるべし(google:Yvette Young)。

 YouTube Yvette Youngチャンネルの「Upload」ページでは、12年前からの彼女のプレイが聴き通せるようになっている。過去から順番に視聴してゆくと、独りのアーチストさんの成長過程が辿れるという、ネット以外ではちょっと味わえない愉しみを持つこともできる。

Technicolor

Technicolor

  • アーティスト:Covet
  • Triple Crown
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 「Simple and Clean」のカヴァーを収録したアルバムは出ていない(と思う)。というわけで、これはCovet、現在のところの最新アルバム。邦盤も出てるのかぁ。視聴可能なプレイリストについては、上記記事を読み直すべし。

 

2021年3月8日

 3月8日にYouTubeで見聞きしたPV・MV類(「2021/03/08」YouTube)から。

 

Neno U. - Excerpt Cabaret Beograd

 例によって全然知らないアーチストさんであるばかりか、再生ページにある概説も短くて《Obscure Yugoslav Musique Concrete stuff from lost 70′s RTB experimental tapes.》とあるだけだし、ググっても解説として引けるような情報には出会えないみたいだ\(^o^)/。ついでにアマゾンで検索しても音源にたどりつけもしない。いやはや、やれやれだ。

 Dronemf S.というYouTubeチャンネルが紹介する、ユーゴスラビアを中心とした東欧その他の、パンクとかノイズとかイクスペリメンタルとか風の、ポップスなりロックなりの主流からは如何にも離れたところで生み出された作品群は、そういう物珍しさからだけでも面白く聴こえる。ものすごい音楽ばかりだとはさすがに云えないけれど、ときどきくらいには、他の音楽の聴き方も少し変えてくれるような音に出会えたかもしれないという気分になることくらいはある。

 ちゃんとした音源の落手は困難を極めそうだけれど、多くの場合、YouTubeに上がっている音質から察するに、入手のための苦労が報われない体のものぢゃないかしら? すっぱい葡萄っぽい云い方ですかね?

 

Solo - Peter Finger

 Peter Finger*5は、ドイツのギタリスト。プレイがうまいというばかりではなく、曲作りもていねいでしっかりしたものになっている。たとえば、このプレイリスト2曲目Solo Tripなど、その好例だろう。ここではミニマル・ミュージックの複数のリズムの重なり合いとズレみたいなものが、部分的にではあるけれど、とても気持ちよく作り込まれている。似たようなミニマルへのアプローチは、マイケル・ヘッジス(Michael Hedges)やマイク・ドーズ(Mike Dawes)にもあるけれど、ここまでシリアスな文脈でのミニマルへの接近はないでしょ? そうでもないですかね? うーん。

 僕自身80年代と90年代のごく初期のアルバムしか耳にしていないからエラそうなことはいえないのだけれど、それでももちっと知名度が上がっていいギタリストさんだと思うなぁ。

Solo

Solo

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 CDページにリンクしてあるのだけれど、CDはマケプレものしかない。やけに安いのとずいぶん高いのとに二極分化していて選ぶのがむずかしいところ。リンク先からたどれるMP3版にしておくのが無難な選択になるのかなぁ。うーん。

 

夜の虹-アマイワナ

 せっかく歌詞の仕上がりがいいのに、ヴィデオは歌詞に対して説明過剰に見え、全体としてはいささか興醒めなんぢゃないかという気がしないでもないのだけれど、歌のほうの出来がいいんだから、ま、いっか。とにかく、泣ける(T_T)。

恋せよ惑星

恋せよ惑星

  • MIMICOS RECORDS
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 「夜の虹」収録。「2021年2月15、16日のSongs/そういえば、『恋する惑星』なんていう映画もあったっけか。」ではアナログしかアマゾンには置いていない、みたいなことを書いてしまったけれど、事実誤認だったみたい。ごめんなさいm(_ _)m

 

*1: リンク先はYouTube、Hikaru Utadaの認証マーク付チャンネルで公開されているヴィデオ。

*2: リンク先はYouTube、Yvette Young - Topicのプレイリスト。

*3:cf. 「Yvette Young」(Wikipedia)

*4: リンク先はYouTube、Triple Crown Recordsチャンネルから公開されているプレイリスト。

*5: リンク先はオフィシャル・サイト。