2021年3月15、16日のSongs/お約束、お約束

2021年3月15日

 2021年3月15日にYouTubeで見聴きしたPV、MVの中から。

Paul Simon

 オフィシャルのプレイリスト。無料一般ユーザ向けとしては全14曲中5曲の公開となっている。大物としては割としぶちんな公開かなぁ。上の埋め込みプレイリストでは、無料公開していない3曲目で再生がストップしてしまう。飛ばして次のを再生してくれりゃぁいいぢゃないかと思うがなぁ。再生画面下のリンク先でなら、そういう不具合はない。実際問題としては、野良モノで非公開曲も聴けてしまうのだけれど*1。そのへんは、無料ユーザがブツクサ云っても世間的には通じないところか。

 ポール・サイモンPaul Simon)について、改めてここで説明する必要はないよねぇ*2。本作はサイモンとガーファンクルSimon and Garfunkel)解散後初のソロ・アルバム*3

 そこいらへんの事情はさておき、このアルバムで耳を傾けておきたいのはギターの使い方。『明日に架ける橋』でフォーク・ソング的な奏法から脱皮しかかっていたのが本格的に奏法の幅を拡げているあたりは、ギターを弾く弾かないにかかわらず耳を澄ませておきたいところ。もう何度か触れたけれど、「Peace Like a River」*4の間奏だかブレイクだかとエンディングのギターなんぞどう思いついたのやら、何度でも驚いちゃう*5

PAUL SIMON

PAUL SIMON

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Andy Leech - Mt. Fuji 7:15PM

 Andy Leechについては例によって例の如し。

 アンビエントか何かの内ということになるんだろうけれど、軽いリズムセクションも入って親しみやすいBGM風に全体は仕上げられているってな感じになるのかな。聴き流すに気持ちいい音楽だし、たぶんそのへんは造り手さん自身も意識しているんぢゃないのかしら。そうでなかったとしたらば、ごめんなさい。

Mt. Fuji 7:15PM

Mt. Fuji 7:15PM

  • 668939 Records DK
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 「Mt. Fuji 7:15PM」単体しかアマゾンでは見つからなかった。うーん。

 

2021年3月16日

 2021年3月16日にYouTubeで視聴したPV、MVの中から。

Wiktoria Zac - Aesthete

 本日のプレイリストでは、In The WoodsのYouTubeチャンネルから引いたが、ここではWiktoria Zac、アーチスト本人のYouTubeチャンネルからのものに差し替えた。In The Woodsは、アンビエントとかネオクラシカルとかエレクトロとかその手の、たぶんインディーズ・アーチストの作品を取り上げるチャンネルみたいだ。アーチストとどういう関係にあるのかは知らない。

 同じように、おそらくはチャンネル主の好尚なり考え方なりに合った、主としてインディーズの音楽を取り上げるチャンネルは、他にもいろいろある。ジャンルによっては集約効果が挙がるものなのか、更新頻度を保ちつつ何年も続いているチャンネルも多いようだ。コメント欄を見ているとたまにアーチスト自身から取り上げてくれたことを感謝する言葉が上がっていたりもする。取り挙げられる作品は、音数に不足があったりどこかしら素人臭かったりするのだけれど、そういうところが他では聴けない種類の気持ちよさに通じていたりすることもあるから、あら不思議。

 こちらさんのは一通りプロダクトとしての出来は確保されている(といっていいんぢゃないかしら。素人判断だけれど)。

 

Dionne Warwick - Promises, Promises

 云わずと知れた、ディオンヌ・ワーウィック(Dionne Warwick)*6歌うところのバート・バカラックBurt Bacharach*7ナンバー……で押し通したいところだけれど、どうか。お若い方相手ならそれは無理筋かとも思うけれど、常連諸賢の爺ぃ様方にはそれで通りますよね。そうでもないですかね。今となっては微妙なところかな。

 本日のプレイリストで使った野良モノと覚しい「Dionne Warwick - Promises Mark」(Promises Nicol、YouTube)は、オフィシャルものに改めた。

 同題のミュージカルのために書かれたバカラック作品だけれど、ミュージカルのほうのことはトンと知らない。ワーウィックの同題アルバムのリリースは1968年。プログレは奥手だったので、個人的には、変拍子の面白さに初めて心惹かれた作品ということになるのか。何分ガキンチョ時代のことゆえ、「変拍子」という言葉で意識したわけではないのだけれど。今聴いてもガキンチョ時代とそう変わらない感じで、ちょっとドキドキしちゃうなぁ。

 品切れで「再入荷予定は立っていません」。CDも同様。『I´ll Never Fall in Love Again』と合わせて1枚のCDにしたヤツなら、マケプレものがある。ただし、お値段がいささか張る。MP3、ストリーミングのいずれにもアルバムはない。ただし、『Promises, Promises』(Dionne Warwick、YouTube)のプレイリストで一通り試聴できる。そんな具合ぢゃぁ、アフィリエイトにならんなぁ。ぶー。

 アルバムをめぐるアレコレについては「Promises, Promises (Dionne Warwick album)」(Wikipedia)あたりを参照されたし。本家だから英文だけれど。

 2曲目「This Girl's in Love with You」(Dionne Warwick、YouTube)あたりなら、お若い方でも何となく聞き覚えがあったりするんぢゃないかしら。ただし、男性が歌う場合、タイトル中の「Girl」が「Guy」になってたりする。そちらのタイトルのほうがハーブ・アルパート(Herb Alpert)の演奏で先に世の中へ出ていたはず。邦題(といっていいのかどうかよくわかんないけれど)は「ディス・ガイ」になっているケースが多かったような気がするが、最近はどうなんだろう。

 

*1: 実は本日のプレイリストにもそのいくつかが使ってある。もう何年も公開され続けているので、実質黙認ということなのかな。

*2:google:ポール・サイモン

*3: S&Gのデビュー・アルバムが不調だった時期に、イギリスで録音されたソロ・アルバムがあるので、まったくの初ソロというわけではない。

*4: リンク先はYouTubeポール・サイモンのオフィシャルチャンネルの音源ヴィデオ。

*5: ポール・サイモンのギタリストとしての腕前を過剰にもてはやす世評みたいなのがあるけれど、そういうあたりは実は大いに怪しい。それよりもギター・アレンジのアイディアこそが評価されるべきなのだと思う。で、ここいらへんの話もアイディアに驚いちゃうということ。

*6:cf. google:Dionne Warwick 

*7:cf. google:Burt Bacharach