本日のcinema/「洲崎パラダイス 赤信号」YouTubeで期間限定無料配信中

 川島雄三監督作品ということで、これは触れておかずばなりますまい。

 それにしても、と思うのは、演出・撮影の手腕はさておき、俳優陣のご尊顔。いかにも映画のために誂えられたかのような造形には畏れ入るしかありませんわねm(_ _)m。ちっと蓮っぱな新珠三千代さまなどたまりませんね。う~。
 

 作品については、「洲崎パラダイス赤信号」(Wikipedia) hatena bookmarkでも参照されたし。

 

 「期間限定」の期間は6月4日までとのこと。それを過ぎちゃったら、

をどうぞ。

洲崎パラダイス (集英社文庫)

洲崎パラダイス (集英社文庫)

  • 作者:芝木 好子
  • 発売日: 1994/09/20
  • メディア: 文庫
 

 

本日の備忘録/Huge sinkhole opens up revealing paving from Ancient Rome

 シンクホールといえば怪我人の出ること必定、まずは八方丸く収まらないところ、本件ではコロナ禍のおかげさま、ヒトのゐないところに出来たシンクホールで怪我人なんぞは出ては来ず、出てきたのはあらまびっくり、古代の敷石、ついでに広場というめでたい話。

 

 とはいえ、シンクホールが出来したあたりの表向きはそうべらぼうには古いものとも見えない。電柱も見当たらないから電線に電話線は、その他ガス管、水道管とまとめて地下に移されたのだろう。となるとその程度の近年にも工事のための掘り返しはあったのではないか。もしそうだとすれば、その折にだってローマ帝国の遺物に気づく工事関係者がいたとしてもいいような気がしても来る。

 それぢゃぁ、話は一気につまらなくなってしまうのだけれど\(^o^)/

 

"Beneath the modern city there is the ancient city perfectly preserved, sometimes in a surprising way," said archaeologist Marta Baumgartner, who believes the ruins will help people to have a better understanding of what the city looked like during the Roman Empire.

 概要欄のこの部分もちょっとよくわからない。少なくとも本件は「びっくりしちゃうふうに保存されている」のではない。ローマともなれば、遺跡・遺物の類が埋もれているのは、たぶんそんなに珍しいことではないだろう。ただ、すっかり観光地化してしまった現在では、土地を掘り返す機会がめっきり少なくなっていて、おかげでシンクホールでもできないと新たに遺跡と出喰わすこともないんぢゃないか。つまり、びっくりしちゃうのはシンクホール発生によって思いもかけず見つかっちゃったという発見のされ方になるわけだ。

 そこいらへんを強調できたほうが、ポスト・コロナの観光資源として利用できる逸話ネタとしても有効かもしれないしなぁ。

 

 というようなことをつらつら考えていると、どうにも陰謀論めいた妄想が頭ん中にムラムラと湧き上がって来る。つまり、実は遺跡・遺物の埋もれている場所は、過去、種々の工事の折に見つかった断片的な遺物から粗方見当がついていたのだ。しかし、すでに人出に埋まる観光地、地元のヒトビトからすれば、通行の制限を要するような発掘調査が行われては敵わないということでなかったことにされていたに違いない。しかし、今回のコロナ禍ですっかり落ち込んだアレヤコレヤ、単なる復興ではここのところの落ち込みは回復できっこないところ、何か話題になる要素、できれば金のかからぬネタを仕込む必要がある。ヒトのいないをこれ幸いに、発掘のための穴をシンクホールと言い募り、偶然による遺跡発見としておけば、世界のメディアも注目しないはずはない。安上がりの観光復興の梃入れに好都合ということで出来上がった騒ぎなのでは、なぁんてことは、いくらなんでもございませんわぁねぇ\(^o^)/

 

 というような与太はさておき閑話休題

 來る18日から、イタリアは外出禁止が解除され、来月3日からは入国も再開されるとのこと。観光復興は重要課題ということではあるのだろうけれど、さて。

 

立ち読み課題図書、その他

ポール・サイモン 音楽と人生を語る

ポール・サイモン 音楽と人生を語る

 

 先日ようやく読了。「Graceland」の歌詞が作られてゆく過程には、心を揺さぶられるところがある。降りてきた言葉と、いわば語り交わす結果として選ばれ少しずつ増殖してゆくさらなる言葉のさまは、半ばは予想していたこととはいえ、ここまで具体的に語られるとは思いもよらなかった。

グレイスランド

グレイスランド

 

 リンク先ページをご覧になれば、他にもなんとか記念盤だの輸入盤だのMP3だのアナログ盤だの種々の盤が出ている。

 確認していないけれど、Spotifyあたりで試聴できるんぢゃないか。YouTubeだと、オフィシャルな音源では有料登録していないとアルバム全体を通しては聴けない。

 名盤であることは疑いなしなんだけれど、僕の狭い経験の中では平均的な日本人リスナーの好みに合うかどうかは結構微妙みたい。興味のあるヒトは、まず試聴してみるといい。

 

本日の備忘録/強化学習と招き猫

 久しぶりながら、他人様ひとさまtweet)にて失礼m(_ _)m

 

 本当に「強化学習」の成果なのかどうかはさておき^^;、猫様のなさることは何であれかわゆいのだから仕方ありませんね。

 

 猫様ヴィデオの氾濫をもってネットを小馬鹿にする風が今日広く見られるようになっているらしい。しかしながら、猫様ヴィデオを眺めて時を過ごすことが本当にただただ馬鹿げた無意味なものであるのかどうか。むしろ、たとえば「ネットで猫の動画を見ると、生産性が上がる」(ライフハッカー[日本版]) hatena bookmarkというような話もあって、何かにつけ御仕着せ「自粛」のうるさい現在、すっかり沈滞してしまったあれやこれやの來るべき復活に向けて猫様ヴィデオを熱心に眺めておくというのは、潜在的生産の力を蓄える結構悪くない時間の過ごし方なのだと主張しておきたい。

 世間様に通用するかどうかは知らんけれど\(^o^)/

 

招き猫百科

招き猫百科

  • 発売日: 2015/09/11
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

死後の生を生きる今日この頃といったもの

 4日未明に見た夢。例によって例のごとし、直前の記憶はない。夢を見ているのだなとは気づいていて、覚醒夢に近い状態であるはずなのだが、事態はまったく思うに任せないままなのだった。

 

――いくら夢だからといって、こんな状態が続いたのではもう死んでしまう」

 どこなのかよくわからない。火焔土器の火焔部分のような装飾で縁取られた祭壇らしきものの上に僕は裸で横たえられている。その僕の腹を喰い破って、グソクムシ、オオグソクムシダイオウグソクムシが続々涌いて出て来る。いくらなんでもそれはないだろうというような、僕の胴体よりも大きなヤツまで飛び出して来る始末。腹の破れ目からは自分の体液と思えない濁った深緑にギトギトと鈍く光る粘液が湧き出して来るし。何でこんな目に遭わなければならないのか。何の苦痛もないのだが、グソクムシやら粘液やらが腹から飛び出し噴き出す勢いのおかげでのたうつ自分の躰を眺めていると、さすがに気分が悪くなってくる(ような気がする)。それでも、夢の中での常、どの部位も思うように動かせず、いっかな収まる気配のないヤツらの勢いに僕の躰は翻弄されるばかりだ。

――こんな状態で死んでしまうのはかなりかっこ悪いな、せめて何か身にまとうものくらいあっていいんぢゃないか」

 そんな呑気なことを考えていた記憶はあるのだが、それから後の記憶がない。ひょっとすると夢の中で僕は死んでしまったということなんだろうか。とするなら、醒めてある今は死後の生だということになる(のかどうか)。なんだか、いやはや、やれやれ、だ。

 

立ち読み課題図書、その他

星野之宣 ―デビュー45周年記念― (文藝別冊)

星野之宣 ―デビュー45周年記念― (文藝別冊)

  • 作者:星野之宣
  • 発売日: 2020/05/22
  • メディア: ムック
 

 22日発売ということでφ(..)メモメモ。

 星野之宣となると、爺ぃ世代にとってはやっぱり『2001夜物語』ということになるんぢゃないかしら。コイツが諸星大二郎孔子暗黒伝』とともに読まれた時代ってのがあったのですねぇ、ケホっ、ケホっ、、。

2001夜物語 1 新装版 (双葉文庫 ほ 3-4 名作シリーズ)
 

 紙のほう「一時的に在庫切れ;入荷時期は未定です」とのこと。デカいディスプレイでお読みになるのであれば、Kindle版でもまいっかというところか。

 

 《この世界に数多存在する論文。最先端のもの、「そこに目をつけたか!」とうならされるもの、役に立つとはとても思えないもの…共通点があるとすれば、それらはすべて研究者が人生をかけて書き上げたものであるということ。本書は、ありえないほどユニークでクリエイティブな論文を取り上げ、執筆した本人の言葉をもとにひもといていく。さあ、論文に込められた愛、情熱、苦悩、汗をともに味わおう!》という紹介を読む限り、どう転んでも面白そうなのだけれど、1月末の刊行來、今に至るもレヴューが1件もついていないのが気になる。う~ん。

 

死霊の恋・ポンペイ夜話 他三篇 (岩波文庫)

死霊の恋・ポンペイ夜話 他三篇 (岩波文庫)

  • 作者:ゴーチエ
  • 発売日: 2002/07/09
  • メディア: 文庫
 

 「死後の生」を扱った文学作品なんていくらでもあるのだけれど、個人的な趣味で選ぶと、いろいろあってゴーチェの短篇に落ち着く。

 別に大傑作というわけではなくて、可憐な佳作という趣きがかえっていい感じ。生の日常のほうに迫り出して来る死後。