poetry
※ 写真は本文とあんまり関係ありません。 室生犀星作品について、緩くて雑な話を一つ。敬老の日ネタにでも、と書きかけていたのを、すっかり忘れていた。しかしまぁ、そういう目論見に適う話にはまったくもって全然なってないっすね、あらまっ\(^o^)/ けふ…
谷川俊太郎さん朗読「芝生」、そして「未来」 - 新潮社、YouTube 年末恒例、蔵書の整理中。ついついボソボソ、あれこれ読み返してしまって整理にならない。そんな中から一つ。 そうそう、こんなヘンな書き出しもあります。 そして私は質屋に行こうと思いたち…
Edge Special 西脇順三郎篇 四篇の宝石 - Edge HP、YouTube 相変わらず行きつ戻りつ『久保田万太郎全句集』をボソボソ。 で、びっくりしたことを一つ。 からかみの引く手のひくし春隣 春隣白味噌汁のうまきかな 「春隣」が二つ続いて三句目。 だれかどこかで…
雑な話を一つ。 松任谷由実 - 春よ、来い - 松任谷由実、YouTube 近所の通りを通学路としている高校生だか中学生だかの半ばがなるような声のおかげで、ひさしぶりに思い出す歌。 ただ、どうも僕はこの歌が苦手だ。ユーミンの作品全般には特段の好き嫌いはな…
Louise Glück: "It's too new … it's too early here" - Nobel Prize、YouTube 授賞発表からもう1週間過ぎて、すっかり時宜を逸してしまった話題ではございますがぁ、個人的な備忘録ということでまぁ。 冒頭のヴィデオは、文学賞に限らず毎度おなじみのアダ…
「サンマ水揚げ少なく価格高騰 1匹6000円 市民は『手が届かない』」(北海道新聞 動画ニュース、YouTube)から 別にだからどうしたということで大騒ぎするつもりもないのだけれど、あぁ、これでまた、と思ったことを書き留めておく。 あはれ 秋風よ 情…
たいていのヒトにはどうでもいい話を一つ。 或る詰らない何かの言葉が、時としては毛蟲のやうに、腦裏の中に意地わるくこびりついて、それの意味が見出される迄、執念深く苦しめるものである。或る日の午後、私は町を歩きながら、ふと「鐵筋コンクリート」と…
松尾芭蕉*1 今さらな与太を一つ。 不尽川(ふじかわ)のほとりをゆくに、三(みつ)ばかりなる捨子のあはれげに泣(なく)あり。此川の早瀬にかけて、浮世の波をしのぐにたえず、露ばかりの命まつ間と捨置けん、小萩がもとの秋の風、こよひやちるらん、あす…
近頃は木の幹よりもこういう場所で抜け殻を見かけることが増えているような気がする。記憶違いかもしれないが、場所が変わっただけではなくずいぶん低い場所になってしまったような気も。羽化する高さにどんな意味があるのか/ないのかは知らない。安全を考…
これ、一部の芸人さんが漫才やコントのネタをひねり出すときによく使われる手法で、無関係な言葉のギャップから醸し出される違和感や意外感で興味や注目を引き出すという。新書のタイトルも芸人ネタの手法を取り入れてインパクト勝負になっているな。 https:…
10月15日、入澤康夫が亡くなっていた。こういう日が遠からずやって来るだろうことは、昨年夏が最後になった詩人のtwitterに登場するあれこれから充分想像してはいたけれど、それでもやはりショックだった。 訃報:入沢康夫さん86歳=詩人、仏文学者 - 毎日…
敵をおそれることはない せいぜい君を殺すだけだ 友達をおそれることはない せいぜい君を裏切るだけだ 無関心な連中をおそれよ 殺しもしない、裏切りもしない だがかれらの沈黙の同意あればこそ 裏切りと殺戮はこの地上にある。 安東次男*1『詩 その沈黙と饒…
石屋さん。すぐそばが墓場、店内も墓石ばかり。 《ご自由にお入り下さい》と云われても、まだ当分入るつもりはございません、と答えたくなる。 墓石となると思い出すのは、これかな。 春から秋へ、 墓石は、おのづからなる歴史を持つだらう。 風が吹くたびに…
「雪敷ける町より高し小名木川」。北砂、新開橋脇にある石田波郷生誕百年記念碑。写真を撮ったのは昨年9月頭あたり。記念碑が出来たのは、3月だったと思う。 「砂町も古りぬ冬日に温められ」。 石田波郷*1は、戦後からしばらく北砂で暮らしていた。僕が北砂…
ちなみに、写真は、 大学で 学んだことは さぼり方 あら不思議 授業が終わると 目が覚める 早大生氏の川柳。 界隈の神田川沿いにこういうのがズラリと並んでいて、日本の将来について考え込むことになったりならなかったり\(^o^)/ というようなことはさて…