読み書き算盤

カッコつけたり、つけなかったり

米菓工場火災、5人死亡 新潟・村上「三幸製菓」 - KyodoNews、YouTubeから。 またしても、どうでもいい話を一つ。 2月11日、老舗米菓メーカー・三幸製菓の新潟県北部にある荒川工場で起こった火災事故。同社の従業員など複数の関係者が、防火体制に問題があ…

本日の備忘録/疑似相関の彼方へ、

The danger of mixing up causality and correlation: Ionica Smeets at TEDxDelft - YouTube 疑似相関のお話。動画再生中の画面にポインタをかざすと画面右下に現れる歯車アイコンからアレコレいぢるとヒトの手になる日本語字幕も利用できる。 登壇者は、オ…

本日の備忘録/マーカーっぽい強調表現

タイトルの陰影とふりがな、それからマーカーっぽい強調表現について、ちょいと以前、リアルワールドでお尋ねをいただく折があった。 大したことはやっていないのだという自覚はあっても、自分なりの工夫めいたところを尋ねられるなんて滅多ないぶん、何とな…

本日の読書感想文/見晴らしのいい自己変革、みたいな。

なるほドリが感想文ダンスを踊ってみた - 毎日新聞/読書感想文コンクール事務局、YouTube*1 以前、「暑中お祝い申し上げます」末尾で読書感想文についていくらか思わせぶりなことを書いちゃったんだけれど、アレの続きみたいな話を少々。何だか時宜を完璧に…

10月の夜空/10月の星空情報・天文現象 - 国立天文台その他

JPLの更新を待っていたらすっかり遅くなってしまった。待っていたつもりが実は更新の見落としだったという為体。いやはや、やれやれ\(^o^)/。 10月の星空情報・天文現象(流星群が3つも!?/夏の大三角と秋の四辺形/月の暦) - 国立天文台、YouTube 今回も…

9月の夜空/9月の星空情報・天文現象 - 国立天文台その他

9月の星空情報・天文現象(木星が見頃/中秋の名月/今年最小の満月/月の暦) - 国立天文台、YouTube やっぱりこういうのは毎月取り上げないとつまらない。8月分、サボっちゃったこと、反省しておりますm(_ _)m*1。 月の話となると、ここのところ何かとスー…

ほめてほしいよね、そういうとこ

【悲報】悲しすぎる詩集#拡散希望 pic.twitter.com/fOE5T2SbTH — 【速報】 (@TakasimaAkihide) August 15, 2019 人の成長にはいろんな要因が絡む。上に書かれている部分からだけでは、彼女のお母さんが全体としてどんなふうな接し方で子育てに臨んでいたかわ…

折々のリンク/堺東の天牛堺書店跡には丸善が入ることになったらしい。

なんとなく切ない なんだかもう全然折々感ないですけれども\(^o^)/。おまけに、今回は「与太」常連諸賢さんには、たぶん目新しさがまったくないネタばかりだしなぁ。 【2019.6/8オープン予定!!】堺タカシマヤにあった「天牛堺書店」跡に、創業150年の老舗…

本日の読書感想文/人類とミジンコが似ているとして、

基本構造がわかると、ミジンコとヒトとだって似ているって気がして来ないでもないでしょ? 「本日の読書感想文/「感動」のポイントが見つからない場合の窮余の一策みたいなの(でもないかも)」*1で書いた話、例によって例のごとく、それどーなのぉ? とい…

本日の読書感想文/妄想ドクショ感想文とか

うちの小3生が持っていた読書感想文のテンプレ。今日の昼間に採点していた一般教養の授業の答案(文学部の学生はほとんどいない)の中に、このテンプレで書いたような文章はかなり多かったような気がする。「読書感想文」の呪縛恐るべし。。 pic.twitter.com…

本日の読書感想文/図書館・図書室では、踊ったり飛んだり跳ねたりバク転したりサッカーしたりしてはいけません

2015年 青少年読書感想文全国コンクール 課題図書 - YouTube 図書館・図書室では、踊ったり飛んだり跳ねたりバク転したりサッカーしたりしてはいけませんですね。 夏休みのおかげさまで、「本日の村上春樹/日本近代文芸批評と読書感想文」へのアクセスが急…

本日の作文・小論文入試/「とんでもない試験問題!」とはどういうものか

※写真は本文とたぶん関係ないです。 「フランスのとんでもない試験問題!」(フランス++) がはてブで盛り上がっている。《“Expliquer”「説明する」》という課題はしかし、それほど「とんでもない」ものだろうか。《「説明する」とはどういうことか》を説…

本日の村上春樹/日本近代文芸批評と読書感想文

写真は本文とそれほど関係ありません。 村上春樹ってやっぱ人気あるんだなぁ、というような何を今さらなことを改めて感じたりする。「秘伝・読書感想文克服法 - 村上さんのところ」(村上春樹 期間限定公式サイト) *1が、今コレを書いている時点ではてブが1…

ヒトの目ってやっぱ節穴だよなぁ/「論文査読者は特定の研究成果に好意的になりがち?」

山手線車内 「状況」もちゃんとお知らせ願えるとありがたいんだがなぁ。うーん。現生人類のやらかすことっちゅーのは、しばしば理解できないので困る。 日本語の「わかる」は、「分ける」に由来するという話がある。その真偽は知らないけれど、まぁ「わかる…

東京貼り紙・看板散歩/行頭インデントなし、段落分けなしってのが日本語の伝統的文章表記なのかもしれないがぁ、

むやみに他人様(ひとさま)の誤字にめくじらを立てるのは、アレなんだけれど、それでも子どもたちが日常的に接する、しかも自分たちの地元の(旧)地名にかかわるものということになると、これはやっぱり気になる。しかもこれ、昨日今日出来たもんぢゃない…

来るべき文章讀本みたいなものをどう考える?

建設現場近く、小さな会社の入り口に貼られた東京スカイツリーの写真に添えられた説明文。たぶん、大林組のホームページとかからのコピーなんぢゃないかと思う。 何も細かな日本語のミスをあげつらおうというのではない。だって、たぶんスカイツリー見物にや…

小論文対策、時間がないならPREP方式のメモでもとっておきますかね

PREP方式のメモをとる センター試験前ともなると、小論文対策に全然手が回らなくなっちゃう。でも、小論文対策の不足に大きな不安を抱えているという受験生って多い。時間がとれないんだからしょうがない、だけどやっぱり気になる——そういう人はPREP式の短い…

本日の文章讀本/仮想敵としての「話すように書け」

2010年6月、都バス車内から 手の届かない物象、みたいなことを考える。 仮想敵としての「話すように書け」 『日本語作文術』を少しずつ。 みなさんのなかには多分こんな経験をおもちの方がいるにちがいない。頭のなかではきちんとまとまっていたはずの考えが…

正確であること、論理的であること、実証的であることが至上目的なわけぢゃぁない、よねぇ?

わかりやすい文章って、考えてみるとすごくむずかしい。知ったかぶりのために難しげな言葉を濫用するのは論外に決まってる。でもね、ってことはやっぱりある。ちゃんと事実を指摘して、理路もしっかり通っているってことはもちろん大切に決まってる。でも、…

比較対照ってやっぱ重要だと思うなぁ

忘れられがちな対照という作業 ものごとを比較して捉えるというのは大事なアプローチ。でも、意外と使いこなしているヒトって少ないんじゃないだろうか。対概念に気をつけて評論を読むなんていうのは、受験国語をクグッた経験のあるヒトなら覚えのあることで…

最近のブックマークから/《何を書くか》をどう考える?

「『どう書くか』よりも先に、『何を書くか』を考えよう。(ヒトリゴト67)」(ある編集者の気になるノート) いや、もっと言ってしまえば、僕が普段書いているような文章は、 たとえ趣味でも、書くことにある程度時間を費やしてきた人なら、 誰でも書ける…

「読点なしで書いてみる」

「読点(、)なしで書いてみる」(FPN)*1で『日本語の作文技術』を取り上げながらの表題通りのおもしろい試みが提案されている。 考えてみれば日本語への句読点の導入は近代になってからの出来事にすぎない。「読点」くらい省いても読めなくちゃぁ日本語じ…

形容詞もそうだけれど、引用だって要注意

「When a writer can't find the nuance」(Manage Your Writing)*1で、先日亡くなった小説家ノーマン・メイラー(Norman Mailer)の言葉が紹介されている。 When a writer can't find the nuance of an experience, he usually loads up with adjectives. …

字数制限がある場所でのライティング法/少し硬い場面での小技

「字数制限がある場所でのライティング法」(LivedoorディレクターBlog)が、限られたスペースの中、読み手を惹くキャッチーな言葉を組み立てるために必要な工夫を紹介してくれている。約物*1の変則的な使用、内容を秘匿して閲覧者の関心を惹くなど、通常の…

正確な曖昧/言葉の正確さはコンテクストとともに考えられるべきだ

「人力検索はてな」に文章細部の訂正への疑問が登場している。受け応えを見ながら、アレコレ自分なりに考えたのだけれど、こういう細部だけ取り出して訂正の正しさを考えるのは、そもそもどうなんだろう。細かい訂正をさんざに受けた質問者の気持ちはものす…

自由な感じを構成する

当たり前の文章ではない文章、変な文章を書くというのも意外に面倒だったりする。たとえば、ちょっと下の文章を見てほしい。 窓の外では虹色の雨が降っている。天気予報は綿菓子日和のはずだったのに。空気が七色に染まる。レモンやメロン、ソーダ、葡萄、苺…

コンピュータ時代の文章作法

僕たちは今まで文章の書き方を、日本語の正確と文章構成からのみ考えてきた。でも今やだれもがコンピュータを通して文章を綴り、文面のみならず紙面構成をも書き手が自由にコントロールできるようになっている。そうなると、僕たちは字面のあり方や見た目の…

森村 稔『自己プレゼンの文章術 』/プライオリティを明確にしているお薦め文章術本

自己プレゼンの文章術 (ちくま新書) posted with amazlet at 19.04.27 筑摩書房 (2014-07-18)売り上げランキング: 272,196 Amazon.co.jpで詳細を見る 『自己プレゼンの文章術』*1の美質は、まずプライオリティをはっきりさせた構成にある。 学生が就職活動に…

お行儀のよさからどう抜け出るか

石坂 啓「おもしろくないわけ」(ウソ発見誌、週刊金曜日)*1に曰く、 学校で、マンガの描き方は教わらない。こう描くべきといったお約束が原則的にないから、みんな好き勝手で行儀が悪い。マンガを描いているのはマンガ好きで、描かずにいられないといった…