東京貼り紙・看板散歩/フロッピーと自転車
今どき、このマークのような自転車で通学する優雅な高校生がいるはずがない。それでもこういうクラシカルな自転車をピクトグラムとするのは、ちょうどファイル保存のアイコンが3.5インチ*1、場合によっては紙ジャケット8インチの*2フロッピーディスクになっているのと同じようなもんか。つまり、ちょいと古典的なもの、保守的なものをネタにしたほうがデザインの意図は通じやすいということか。
しかしなぁ、今や一般的にはまず使われなくなったとはいえ、フロッピーに代わる適当なデザインはちょいと思いつかないが、自転車に関してなら今どきの自転車でも充分間に合うような気もする。むしろそのほうがだれもが理解できるものになるんぢゃないだろうか。今風の自転車のピクトグラムを考え出すのがむずかしいとも思えないし。そう考えると、保守的というよりちょいとおしゃれ路線というところか。
それにしても、なぜクラシックな自転車を用いるとおしゃれな感じがするのだろう? クラシックな紙ジャケットのフロッピーをアイコンにしてもおしゃれな感じはしなさそうだしなぁ。そうお思いになりません? なりませんかねぇ。う~ん。
参考文献、みたいな
ビー・エヌ・エヌ新社
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本書は未見なのだけれど、著者の「ビジュアルシンキング | 「ビジュアル」の力で世界を丸くする。」というサイト*3はなかなか興味深い。
*1: 3.5インチのなら、Amazonで今でも買えるのね。びつくり。cf. 「フロッピーディスク」(amazon.co.jp)。
*2: 5インチだとしてもピクトグラムのデザイン的には区別がつかないけれど。cf. 「フロッピーディスク」(Wikipedia)
*3:【復旧時註】現在(2019年5月28日)、「櫻田潤 | インフォグラフィック・エディター」にリダイレクトされるようになっている。為念。