堺貼り紙・看板散歩/(nil)

20140320150647

一条通、堺東近く

 たぶん、かつては何かの案内、それもおそらく図とテキストの二段構えになっていたであろう斜めに据えつけられた金属板。銀灰色に塗り潰されて、表面の凹凸からさえ何も読み取れなくなっている。

 

 案内されていた何かがなくなってしまったのか、書かれていた図とテキストに何か大っぴらに語るには障り、不都合があったのか。ならば金属板ごと撤去してしまえばいっそすっきりしていいように思えるのだが、撤去よりも塗り潰したまま放置しておくほうが低コストで済むということだったのか。それともやはりこれも最近流行りの都市のそこここに置かれるアートの類なのか。古代の遺跡ならば覇王が前王朝の業績を刻んだ碑文を削り取るようなことだってあるかもしれないが、前市長の業績を記したものを新市長が塗り潰すなんてありそうもない、というか、そもそも業績をこんな小さな金属板に記すわけもないよな。

 それとも、虚無を指し示す不在そのものへの案内?

 なぁーんて、わきゃぁありまっせんしぃ\(^o^)/。

 

 人類のやらかすことは、毎度わけがわからない\(^o^)/\(^o^)/。

 

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