本日の夏時間/Summertime - Franco Morone
2015年7月にギタリスト本人のチャンネルで公開されたヴィデオ。それ以前から本人のチャンネルや野良モノでも演奏の様子のヴィデオが公開されている。耳コピ目コピしたいギター少年の方は、そちらを改めて探してご覧になるといいかも。
Franco Morone*1はイタリアのギタリストさんってことくらいしか相変わらず知らない。でも演奏は悪くないでしょ。
この演奏もたぶんオーソドクスな解釈あたりらへんなのだと思うのだけれど、インプロビゼーションっぽいあたりがカッコいいというのは指摘できるかも。彼の複数の演奏を聴けばわかることだけれど、本格的なインプロビゼーションではなくて、あくまでも「っぽい」やつ。通常のフィンガースタイルでの演奏だと*2、コードとリズムとメロディとを同時に考えておもしろい即興演奏を展開するのはなかなかむずかしい。たいていの場合、多少の即興を加えたインプロビゼーション風の演奏あたりに落ち着くことになる。そこいらへんについてはいろいろあるかもしれないけれど、それはとりあえずそういうものとして受け入れるしかない。で、そういうスタイルの作曲みたいなものだと思って考えることになる。と、面倒臭いイクスキューズはさておき、そのへんは結構イカすんぢゃないかしら。
CD Baby (2012-09-07)
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「Summertime」収録。ギター1本勝負モノ。聴き流してもいい感じ。このヒトを初めて知った「Crazy Basses」も入っている。全曲試聴が、公式音源を集めた、どうも本人の手になるらしいplaylist、Miles of Blues - YouTubeで出来ちゃう。
*2: 試したことがないから当てズッポだけれど、両手タッピングみたいなのだと実質フィンガーボードをキーボードとして扱うようなものだから、メロディ、コード、リズムを備えた即興もずっとやりやすいんぢゃないかしら。両手タッピングそのものが面倒臭そうだけれどさぁ\(^o^)/
本日の夏時間/Summertime - Masa Sumide
住出勝則、ご本人のチャンネルで26日公開。
「サマータイム(Summertime)」といえば、ガーシュイン(George Gershwin)のオペラ『ポーギーとベス(Porgy and Bess)』の中の1曲であることなどむしろ現在では忘れ去られて、それでも独り生き残っているくらいの名曲ということになるのかな*1。それくらいの名曲ともなると、カヴァーの数は天井知らず、「Summertime」をキーワードにYouTubeで検索すると、本当にたくさんのカヴァーがあって、オーソドクスな解釈ととりあえずは受け止められそうな演奏では、なかなか他に抜きん出て聴かれるのはむずかしい(んぢゃないかしら)。
住出ヴァージョンは、にもかかわらず比較的オーソドクスな解釈になる。そこいらへん、己にたのむところがあるということなんだろうなぁ。実際、それは間違った矜持ではないと思う。
そのあたり、「SkinnyDogMusic」(YouTube)からまずは試してみられるのもからっけつのご同胞にはいいかも。個人的には、YMO「東風」のカヴァーなんかには実に参っちゃったな。
本日の思いつき/備忘録/美子ちゃんの彼方へ
ビッグサイトで21日まで開催されていた、第11回販促・マーケティング総合展夏の出展から、PENDROIDというマシン。どうもちょっと以前から存在していたマシンのようだけれど、僕は今回初めて知った。
主たるマーケットは、開発者さんの仰るとおり営業のための手紙というところに落ち着いちゃうのかもしれない*1。でも、たぶんこれが世に出るともっといろんな変化が起きるんぢゃないだろうか。たとえば、プリンタ代わりにホイホイ使えるようになった暁には、手書き履歴書の時代は完全に終焉を迎えることになるわね。たとえば、AIによって、各人の筆跡、書き癖を学習し、なおかつそれに基づく個性を拾い上げつつも、さらに「うまい」と評されるような文字が書けるようになれば*2、日ペンの美子ちゃんの時代も概ね終わっちゃうことになるだろう。要するに手書き文字へのフェティシズムみたいなのは滅ぶ他ないかもしれない。
こうなってくると、「AI時代におけるヘタウマ復権の可能性について」で歌について考えたことが書にも当てはまって来ることになるんぢゃないか。機械にも書けてしまうような上手な字ではなく、機械には書きにくいヘタウマな字こそが人間的なものとして尊ばれる時代……*3。
そういう変革がいろんな領域に起こることになるのかもしれない。そうなると、シンギュラリティなんか来なくても、私たちの文化にはとんでもなく大きな変化が起こることになる。私たちの審美観の変化ということになるんだもん、ちょっとその影響は計り知れないものになるんぢゃないか。そうでもないか。どうかなぁ。う~ん。
六代目襲名なのですか。
*1: しかし、みながみな、ペンドロイドで書かれた手紙を使うようになってしまうと、結局印刷物と同じように扱われてしまうことになりゃしないかな。それとも手書きの見かけは、そういうところを超えたものなのだろうか。
*2: このへん、ヴィデオでも触れられているけれど、すでに出来るようになっているみたいだ。実はヴィデオでの話と違って(?)AIでホイホイというわけではなく、人手で一字一字調整処理して字体を作るみたいだけれど。《時間はかかりますが、本人に300文字くらい文章を書いてもらってその癖をデータに落とし込むという形です。また、理想とするお手本を言ってもらえればその人とお手本の癖を合わせたミックスの筆跡を作ることもできます》(「ロボットが手書きの文章を執筆? 気持ちを伝える代筆ロボット「PENDROID」の製作者にお話を聞いた」(F.M meviy |ものづくり無限大! meviy公式ブログ))。
*3: このあたり、ペンドロイドはヘタウマの可能性を先取りしている気配、なきにしもあらず、と見えなくもない。そのへんが世間に重宝されてしまうと、こちらの見当は大きくハズレることになるかもしれない。
ここのところのうだうだ/夏至前後、とりとめもなく。
翌日が夏至の、真昼の日射し。
実家は現在修繕工事。覆いのおかげで風通しがさっぱり。しかし、上に向かって開かれた覆いでは日射しは防げない。金欠も日射しも情け容赦ない今日この頃\(^o^)/
2階ベランダには蚯蚓の干乾びた死体がいくつか。いったいどこから降って湧いたのか。雨樋を伝って地下から登ってきたわけでもないだろうし、屋根に栖みついていたのが降りてきたというわけでもないだろう。だいたい土を使う瓦屋根ででもなければ、屋根に蚯蚓の
本日は塗装関連のアレコレで、雨戸も閉じられ玄関以外は完全封印。灼熱の室内。…(;´Д`)ウウッ…
世間様では、G20サミットをめぐっていろいろジタバタしている模様。「『爆弾仕掛ける』G20サミット事務局に爆破予告か(19/06/24)」(ANN、YouTube)みたいな騒ぎもあって、なんだかなぁ。「G20 不便」(Twitter Search)をご覧になると、今なら、ヒトビトがどんなふうにことを受け止めているのかよくわかるような。
噂によれば、大阪市内のメディアやら芸能事務所の類やらにも当然のこととして期間中は公共交通機関を使って移動せよとのお達しが出ているとかなんとか。もしそれが本当なら、期間中は電車や地下鉄内で芸人さんとかと遭遇する確率がグッと上がるのではないかというわけでなのかどうか、文具店で色紙を買い求めるヒトを見かけたりする。関係ないですかね、まぁ。
あぁ、もうあとひと月で50周年か。レゴなんて、もうずいぶん自分の物欲の射程外だったけれど、イーグル*1となるとなぁ^^;。
たぶんそろそろ国内でも話題にされることが増えるんぢゃないか。お若い方は「アポロ11号」(Wikipedia)あたりを読んで置かれるとよろしいかも。
リアルタイムで報道を見聞きしていた世代の爺さんたちは、すでに細かい話は忘れているだろうし、それより下の世代となると、僕らの生まれてくる/ずっとずっと前にはもう~♫ってな具合で、なんにも知らないだろうから、これに書かれていることの7割くらい頭に入れておけば、多少の不正確などなんのその、テケトーにシッタカをカマしてもまず問題なく通用してしまうんぢゃないかしら\(^o^)/
こちらに移る前の実家の僕の部屋には、サイモンとガーファンクルのポスターと1974年だったっけかのセザンヌ展「首吊りの家」のポスターと並んで、この写真を使った新聞社の販促用ポスターが長らく貼ってあった。大学進学で上京したのち、知らぬ間に部屋ごと処分されてなくなっていたのだけれど。
おまけ(2019年6月27日)
Vintage Spaceで箱開け&組み立ての公開ライブ配信が本日(2019年6月27日)未明にあった。Amy姐さんの2時間にわたる番組は、画質に問題なしとしないけれど、それでもなかなかの見モノというわけで、ここに追加しておく。
いやぁ、物欲が募っちゃうなぁ。う~。
立ち読み課題図書、その他
タイトルと版元の組み合わせの妙というかギャップというか。
ブログの頃からずいぶん遠くまで来たものなのだな。
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50週年記念モノ、もう出てたか。いやしかし、高いのね\(^o^)/