暑中お祝い申し上げます

 いささか当たり前に過ぎる風景なんかに涼しさを求めてしまう今日この頃、というわけで、梅雨明け前ではございますがぁ*2、本日只今のところ*3実家界隈は晴れてなお蒸し暑いし、ということで、まずは
暑中お祝い申し上げます。

 

 暑いのは基本的に嫌いぢゃないんだけれど、記録にあるものとしてはベスト5に入っちゃうだろうってな話になると、別途相談に応じて下さいましなというところ。この暑さ、少なくとも僕のような素人目には気候変動にかかわることと見えてしまう。もしその通りだとすると、別途相談の結果如何にかかわらず、こういう記録モノの暑さは当分続くものと考えるしかないんだろうな。そこいらへんは、概ね昨年のあれこれと変わらない。う~ん。

 

 そんなこんなで、安上がりにちょっとした清涼感を味わおうと冒頭のヴィデオを眺めてみますかということにもなるわけなのだけれど、世の中には「流れる水の音で尿意をもよおす科学的な理由」(ログミーBiz)などという話があって、暑さを多少は凌げたとしても体温調節に欠かせない水分を余分に排出してしまうという、熱中症対策としてはいささかマズそうな具合に人体は出来上がっていると来るのだから、天網恢恢疎にして漏らさず、まことに世界は貧乏人いぢめネタに事欠かないものだと感心せざるを得ないぜぃ。コンチクショー\(^o^)/

 

立ち読み課題図書、その他

 夏といえば夏休み、夏休みといえば宿題、宿題といえば読書感想文\(^o^)/というわけで……。

 今年は新型コロナウィルス大流行による夏休み短縮のおかげさま、宿題としてのプライオリティが下がっているところもあるんぢゃないかとは思うけれど、とりあえず時節柄。

 書籍に限らずネット上のコンテンツとしても読書感想文の指南は無数あって*4、とてもすべてに目を通す気にはなれない。でもちらほら眺める範囲では、それらの非常に多くが読書感想文の定義からして失敗しているのではないかと思える。「読書感想文」という呼称からの推測でテケトーな書き方を案出しているように見えるからだ。もちろん、そういう指南であっても思考の手がかりにはなるに違いなく、書く上でのヒントになることは十分にあるだろう。有害無益とまではいわない。しかし、どのような感想文が高く評価されているのかをきちんと分析してみなければ、「感想」という一語に囚われた、評価基準からは隔たりの遠いところで感想文を書くことになる。高く評価されている「感想」文を実地に読んでみると、そのへん、割とはっきり理解できるんぢゃないかな。

 読書感想文を書かなきゃいけない本人くんにはお薦めしないけれど、指導者やどのみち夏休み末期に宿題の手伝いを覚悟しなければならないご父兄は、上のようなことに注意しながら早めに本書に目を通し、読書感想文のありようについて思いを巡らしておかれるがよろしい。本書はそういう用途にうってつけだと思う。

 

*1: 諸般の事情により、リンクの仕方を本エントリから改めた。これまではリンク先が別タブで開くようにしていたが、このリンクから同じタブで開くようにした。また、はてなブックマークの登録数の表示も、どうも見え具合が煩雑に思えてきたので当分止めにしてみる。どうかしら?

*2: 「暑中見舞いの期間はいつからいつまで?」(知っておくべき基本マナー | ギフトコンシェルジュ〔リンベル〕)によれば、暑中見舞いの時期は、梅雨明けから立秋までとのこと。しかし、十分暑いんだし、実家界隈ではないけれど奄美大島界隈は先日梅雨明けしたし、昨日は「【速報】九州南部が梅雨明け 平年より14日遅い」(ウェザーニュース、YouTube)なんてニュースもあったわけで、そろそろいいんぢゃないかしらねぇ。

*3: 天気予報の類によれば、追々雨も降るらしいのだけれど。

*4:cf. 「読書感想文」amazon.co.jpでの検索結果

本日の音楽/Alex Braga - Spleen Machine

 via. 「Humanoid robot makes music video debut」(Reuters、YouTube) hatena bookmark。かすかにDavid Langの「This Was Written by Hand」 hatena bookmarkを思わせるようなピアノの細かな音の絡み合いが気に入っちゃった。

 ヴィデオの末尾には「Istituto Italiano Di Tecnologia」の名前も見えて、といってもイタリア語は僕にとってはギリシア語みたいなものなので、さっぱりわかんないのだけれど、たぶん科学技術系の大学か研究機関かっぽいところで作られた、ホンモノのロボットが登場しているのだろう。だから、ロイターの見出しも説明されるコンセプトもロボットのほうに焦点が置かれていもするとして、いやしかし、この程度でホンモノのロボットが登場していることにどれくらいの意味があるのか、ちょいとよくわからない。部分的に利用されているCGを拡充するような表現を考えたほうがよくないですかね。中途半端なロボットの起用のおかげで、ロイターの報道で語られるヒトと機械の共存の未来云々という理屈は、かえって作品を胡散臭いものに見せるように思えもする。おまけに、たとえば、2001年リリース宇多田ヒカル「Can You Keep A Secret?」(Hikaru Utada、YouTube) hatena bookmarkPINOの登場するMVのような先行事例のほうが、ずっと抜き差しならない形でのロボット起用になっているといっていいんぢゃないか*1。だから、そのへんがクローズアップされるのは、どうも見当が違うんぢゃないかという気がする。と、例によって書くつもりのなかったケチをついつい書き連ねてしまったのだけれど、音楽についてならばこちらはこちらでなかなかカッコいいんぢゃないかしら。

 

 Alex Braga(「アレックス・ブラガ」でいいのかな?)、例によって全然知らないアーチストさんだけれど、軽くググった範囲では、DJ、ミュージシャン、テレビ司会者&作家活動やらイタリアでは有名なヒトみたい。AIを音楽創作に活かすアイディアも彼の呼びかけに応じたローマ第三大学とIstituto Italiano Di Tecnologiaとの共同研究か何かで作り出しているとかなんとか*2。で、出来上がったのがここで使われているA-Mint(Artificial Music Intelligence)なのだそうな。A-Mintは、リアルタイムでプレイヤの演奏を分析し、デジタルアンサンブルで音を重ねてくるものになっているとかなんとか。そういう素早い学習となると、昨今流行りのディープ・ラーニングの類ではどうにもならないだろう。おまけに、プレイヤが仮に同じ演奏を繰り返しても、異なる反応を返す能力があるとかなんとか。そんなこんなでステージ上での即興ライブにも対応しているのだそうな。それって、ちょっとすごくないですか? どういう「分析」がなされているのか気になるところだけれど、まぁ解説されてもホイホイ理解できるわけはなさそうだから、知らぬふりをすることにするかぁ\(^o^)/

 上のヴィデオ中でどう用いられているのかどうかよくはわからないけれど、それと知らずに耳にすればピアノ演奏を囲む音がAIによって創られたものだとはまずわからない。音楽ネタなんだから、ヴィデオへのロボット登場よりこちらのほうがよほど注目すべきところなんぢゃないのかな?>Reuters。

 

Spleen Machine EP

Spleen Machine EP

  • 発売日: 2020/07/03
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 Spleen Machine EP - YouTubeから全曲試聴出来る。ただし、作品の収録順序はオリジナルと異なっている。あらま。

 

*1:cf. 「あの『PINO』がついに発売――ツクダオリジナルがシリーズ展開」(ASCII.jp) hatena bookmark

*2: ちょっとこのへん怪しい(僕の語学力的な意味で\(^o^)/)

本日のSong/Saya Gray - SHALLOW (PPL SWIM IN SHALLOW WATER)

 例によって例の如しで全然存じ上げないアーチストさん。

 比較的シンプルなのだけれどていねいに考えられた(んだと思われる)音作りと素の声、裏の声の取り合わせも含めてチャーミングな声のおかげで、歌がスッとこちらの腑に落ちる感じ*1。たぶんちゃんとした音源と再生装置で聴くべきなんだろうなぁ。うーん。

 これ以外に本人ソロの音源は見当たらない。だから先々は見当がつかない。でも、こういうセンスと声はなかなかホイホイ見つかるものでもないだろう。いずれ本格的に頭角を現す時期が来るヒトだと思う。だから先物買いのヒトにもお薦めしておいていいんぢゃないか。

 とはいえ、先のことはさておき、只今現在のこととして、Saya Gray「SHALLOW」はまずチャーミング。閲覧諸賢も聴かざるべからず。

 

 今のところ、ググってもさしたる情報には出会えないみたい。YouTubeで検索してみるといろんなところでベースを弾いていることがわかるくらい*2。あとは、《カナダ人と日本人のミックスのSSW》 hatena bookmarkといったところ。

  • Saya Gray - YouTube hatena bookmark

     YouTubeのチャンネル。今のところ、冒頭のヴィデオが置いてあるだけだ。

  • saya gray (@sayagray) / Twitter hatena bookmark

     twitterには現在、saya grayを名乗るアカウントが複数ある。しかもオフィシャル認証のあるものは一つもない。だから確証はないのだけれど、このアカウントのプロフィールからオフィシャルのInstagramアカウントへのリンクがあることからすると、これが本人のアカウントなんぢゃないかと思える。ホントのところどうなんだろう? 何にしても2020年7月18日現在のところ、tweetが一つもないからフォローしても意味はないかも^^;

     アカウント作成時期からするとSaya Gray (@gray_saya) / Twitterも本人っぽいような気もするけれど、こちらはプロフィール紹介もtweetもまったくない。Saya Gray (@Seroyros2) / Twitterはtweetsの内容からして本人ではあり得なさそう。

  • Saya Gray | Facebook hatena bookmark

     Facebookのアカウント。ここのプロフィール欄には《Saya Gray is a Japanese / Canadian musician, visual artist and designer from Toronto. 》とある。

  • @sayagray • Instagram写真と動画 hatena bookmark

     Instagramのアカウントページ。いろいろ覗いていると、お袋さんに巻き寿司を作ってもらって喜んでいる動画なんかがあって、なんかイイ感じ。

  • Saya Gray | Free Listening on SoundCloud hatena bookmark

     SoundCloudのアカウントページ。現在のところ、「SHALLOW」のプレヴュー版(29秒)が1本だけ公開されている*3

  • Saya Gray on Spotify hatena bookmark

     Spotifyのページ。

  • その他google:Saya Gray

 Bandcampで検索するとベースで参加しているバンドがチラホラあるみたいだけれど、本人のアカウント、現時点では確認できなかった。

 

立ち読み課題図書、その他

 現状ではアフィリエイトに利用できる音源がないみたいなので相スミマセン。

日経Linux 2020年 7 月号

日経Linux 2020年 7 月号

  • 発売日: 2020/06/08
  • メディア: 雑誌
 

 UbuntuのDVD-ROMを確保しておかなきゃいけないのだった。忘れとったわ。

 

イタリア絵画史 (ちくま学芸文庫)

イタリア絵画史 (ちくま学芸文庫)

 

 せっかく文庫になったんだからして。

 

言葉を使う動物たち

言葉を使う動物たち

 

 著者の経歴がおもしろそう^^;。《アーティスト、作家、哲学者、シンガーソングライター。4つの小説で賞をとっており、世界中で翻訳されている。短篇と詩はオランダとベルギーの文芸雑誌に掲載された。また、アムステルダム大学で動物哲学を教える。動物倫理学Minding Animals The NetherlandsのオランダOZSW研究グループの議長。アムステルダム在住》。

 

*1: といっても歌詞をまだ確認していない。毎度、いい加減な話でごめんm(_ _)m。

*2: そっか、「SHALLOW」の冒頭のギター、デロンデロンぢゃないかと最初は感じたのだけれど、ベースだったのね\(^o^)/。

*3: 画面右上のTracksの表示には「2」とあるけれど、2作品目の存在は確認できなかった。

発泡スチロール(仮)

 日本の民放チャンネルの動画はほどなく削除されることが多い*1。ご覧になるならお早めに。

 実地でも是非見てみたいものだけれど、まぁ一生かかっても巡り会えないんだろうなぁ。うーん。ヴィデオ・カメラが地上に偏在するようになったおかげで、こういう映像と巡り会えるようになったことを以って幸運の一つに数えるべきだってなことになっちゃうんだろうか。それはそうに違いないのだろうけれど。けれど、けれど。

 

立ち読み課題図書、その他

隔離の島 (ちくま文庫)

隔離の島 (ちくま文庫)

 

 チェック漏れ。ここのところ、すっかり立ち読みをサボってるからなぁ。ウ~。

 

猫から目線

猫から目線

 

 まだ少々先だけれど、眠子様本ということで。

 

パチンコ 上

パチンコ 上

 

 これまたちょっぴり先だけれど、うちのTLでは前評判がたいへんよろしい感じ。

 

ZOOLOGY 図鑑 動物の世界

ZOOLOGY 図鑑 動物の世界

  • 発売日: 2020/07/03
  • メディア: 大型本
 

 これはすでに出ているのだけれど、地を這うド貧乏としては手が出ませんぜぃ。…(;´Д`)ウウッ…。

 

*1: というかNHKだってそんなもんか。