本日の埋草/1965年のEVA

 EVAと申しましても、「extravehicular activity」のほうでございますけれどもm(_ _)m。

 いつぞやとりあげた*1宇宙遊泳50周年、その最初の遊泳の様子、「ReelNASA」 YouTube チャンネル はてなブックマーク - ReelNASA - YouTubeから。50周年翌日に公開されていたものをすっかり見逃していた。というわけでとりあえずφ(..)メモメモ。

 この映像、全然記憶になくて、思いの外きれいに撮れていることに驚いた。たしかに手の部分は膨らんでいるようにも見えるけれど、事情を知らなければカメラをコントロールできないほどの状態だとは思えない。画面に見えるかぎりでは、全体として現在の宇宙服よりもはるかに軽やかな装備のほうに注意が向くくらいのもののように思える。へぇー。

 ただ全身が画面に収まるシーンがない。無重力ふうに撮るために写っていない部分に支柱か何かがあって……と妄想を繰り広げる余地がないでもないように見えなくもないようなあるような(^_^;)。こうなってくると、旧ソ連の秘密主義めいたアレコレもあることだし、俄然陰謀論的思考が蠢き出すってヒトも出て来そうだけれど、いないかなぁ。うーん。

 

 今日的知見からすると放射線一つとってもなかなかデリンジャーな宇宙空間のこと、あんな軽装でプカプカ漂ったなんてことになれば、いくら「どこまでも運のいい男」 はてなブックマーク - ウォスホート2号とはいえ、もうすでに生きていやしないだろうと思った方もいらっしゃるのではないかと思うのだけれど、豈図らんや、

と、インタヴューなんぞも受けていたりして、ピンピンしているのだから大したもん*2。パッと見、今ひとつ冴えない爺さんって感じだけれど、しかしまぁ、話を聞けば、よくもまぁ生きて帰って来れたものだなというような具合、いくら地上でのトレーニングがモノを云ったとはいえ、すぐ神経質に思いを巡らしヘタに考え込むようなタマには務まらない任務だったということなんだろうなぁ。うーん。

 

 ソビエトの初宇宙遊泳時に使われていた宇宙船の形って確か公式には公表されていなかったとかぢゃなかったっけか。というわけで、ここはメリケンのものを。

*1:【復旧時註】現在未復旧。

*2: 公開は冒頭のものと同様先月19日だが、インタヴューそのものは昨年行われたものなのだそうな。なお、キャプションアイコンをオンにすると英語字幕が一応出る。