本日の憂鬱/「東電テレビ会議 49時間の記録」は見ておいていいヴィデオだと思う。ちょいと長いんだけれど。
OPTVstaff の YouTube チャンネル で公開されている「【前編】 『東電テレビ会議 49時間の記録』」 と「【後編】 『東電テレビ会議 49時間の記録』」 の2本を再生リストにまとめた。全部見ると3時間15分と少々くらいかしら。長ーいし編集の入ったものではあるし、いろいろケチのつけ方を案出出来もするだろうけれど、とりあえず目を通しておいていいヴィデオになっていると思う。
率直に云って、東電本店の幹部さんの態度ってのがなかなかになかなかだなぁ。コントラストで、充分な睡眠も取れていないであろう吉田所長のがんばりが際立って見えてくる。現場と遠隔地では緊張に差があるのは、かなりの程度仕方のない当然のことではあろうけれど、ちょっとそういう範疇を超えた違いがあるように、傍目、素人目には見える。「児戯」という言葉さえ思い浮かんでしまうような。東電が長らく公開を渋っていた理由、まだ未公開部分が残っている理由もなんとなく察せられるように思えてしまうのは、果たして下衆の勘繰りなのかどうか。加えて、公開される情報も、必ずしも確認された事実ではなく政治的な関係や責任の都合から「調整」されることがあり得るということも、今さらながらはっきりと見えてくる。
いろいろ、改めて憂鬱になっておいていい気がしてくる。
「やっかいな放射線と向き合って暮らしていくための基礎知識」 もある。